バリューコマース(2491)  O2Oビジネスに商機 飯塚洋一代表取締役社長インタビュー 

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バリューコマース(2491) 飯塚洋一代表取締役社長

飯塚洋一代表取締役社長

株主を重視しIR活動も積極化
ヤフーとの連携良好

バリューコマース(2491)は、昨年10月にヤフーの連結子会社となり、11月には東証マザーズから東証1部に市場変更を達成した。国内最大級のアフィリエイト(成果報酬型広告)サービスを主力に今12月期も2ケタ増収・増益で売上高、利益ともに過去最高を見込む。株価は昨年末の4万9,000円から3月高値9万8,000円までで2倍となるなど、その順調な企業成長を株価は反映し始めている。就任から3年目を迎えた飯塚洋一代表取締役社長執行役員(写真)に現状と今後をインタビューした。

バリューコマース(2491) 日足1年

バリューコマース(2491) 日足1年

――株価が好調に推移している。

飯塚 3月9日から欧州機関投資家訪問を実施した。海外の投資家も日本マーケットを意識しているようで日本企業に対するリテラシーが高まっていると感じる。一方、国内では今年、国内でも全国を視野に10回程度のIR説明会の実施を計画している。バリューコマースの知名度を上げることで、出来高増加、株価流動性の向上を目指したい。

――マーケットでの成長のためには株主還元も必要だ。

飯塚 6月末を基準日に1対100株の株式分割を実施し、単元株も100株とする(2月22日発表)ことを発表済みだ。毎年予算は達成してきたが、配当については内部留保の確保など長期的な安定を重視しつつ、最大限実施していきたい。併せて、当社は配当の迅速化でも努力している。他社は通常、決算から70日程度で配当を支払っているが、当社は60日以内に支払っている。

――今後の事業戦略として、利益倍増のための4つの具体策を掲げている。アフィリエイト強化のほか、ヤフーとの連携強化についてはどうか。

飯塚 ヤフーグループは拡大しており、グループ内に連携をとれる新会社も多くなってきている。具体的には、ヤフーとの相互の人材交流など連携をとれる土台ができており、スピード感を持っての対応ができつつある。既に、ビジネスの種が出始めており今後が楽しみだ。

――新規事業戦略とスマートフォン戦略はどうか。

飯塚 ネットで情報収集して店舗で購入するO2Oビジネス(オンライン ツー オフライン)とEコマースを合算した市場規模は2012年予測の約40兆円から2017年には70兆円規模に迫る勢いだ。当社は約2,000社の広告主を持ち、さらに提携したいという企業も増えてきている。スマートフォンでは広告の研究を進めており、画面上に画面が表示される『オーバーレイ』広告も期待の1つだ。

――最後に、もう一歩踏み込んだ展開を教えてください。

飯塚 今年1月、2月と売上高は予想と比べてよい。個人消費は良くなるとみている。また、法人ユーザーについても複数のメガバンクとの付き合いが始まる期待がある。また、海外ブランドを意識して米国サンフランシスコに3、4名の駐在員を置いているが、1、2年以内に新ビジネスがここから出てきそうだ。

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