ファルテック(7215) 3月19日、東証2部に新規上場 自動車部品関連メーカー

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ファルテック(7215)が3月19日、東証2部に新規上場する。

同社は、自動車外装の橋本鉄工所(後に橋本フォーミング)と、自動車用品販売の日産自動車販売(後にアルティア)が合併して誕生した自動車部品関連メーカー。現在、トヨタ系のTPR(6463)が親会社だが、主要取引先は日産、日産車体、ホンダ。

事業領域は「自動車部品」「自動車用品」「自動車関連機器」に三分される。中で、最も採算が良い自動車部品では、ラジエーターグリルやモールなど樹脂製や金属製の外装部品を手掛ける。ラジエーターグリルでは、日産向け・ホンダ向けでは高シェアを得ているほか、曲面の車体合わせが難しいSUSモールはライバルが少ないこともあってシェア50%を確保している。

自動車用品は、エアロパーツ、ライト類やカメラ、ルーフモール、フロアマットなど、いわゆるディーラーオプション品(ディーラーなどで後付け可能なオプション)を手掛ける。この分野では、スポイラーやグリル、照明器具などアクセサリーを組み込むことで車のイメージを変える、コンバージョン用パーツが採算向上に貢献している。

コンバージョンは、モデルチェンジなどに比べ開発コストが3分の1で済み、デザインの多様化にも対応できることから、メーカーや自動車販売会社が販売促進策として推進している。この流れは同社にとってフォロー。

自動車関連機器では、自動車整備工場向けの車検用検査・整備機器、国内外自動車メーカー向けのタイヤ組立装置、大型商業施設や病院向けのパワーシステムなどを手掛けている。中で、タイヤ組立装置は国内自動車メーカーのすべてに納入実績があり、パワーシステムは重要文化財の非常用動力装置として高いシェア(京都地区ではシェア8割)を誇っている。

国内拠点のほか、米国、英国、中国、タイ、インドネシアにも拠点を設置。受注確保の上、新工場を建設しており、現在12%の海外売上高は近い将来20%強に向上する見込み。

今後もコスト競争力の強化やグローバルビジネスの拡大、新製品や新技術の強化などに努め、中期的に業界トップレベルの収益力を目指す。数値目標として、2020年度に売上高2,000億円、経常利益200億円を掲げている。

概 要
事業内容 自動車部品・用品・関連機器の製造販売
本社 神奈川県川崎市幸区堀川町 580
代表者 戸井田和彦
設立 2004年4月
上場前資本金 20億円
発行済株式数(上場時) 296万2,000株
筆頭株主 TPR(54%))
売買単位 100株
公募株式数 347,500株
売出株式数 560,000株(オーバーアロットメント 100,000株)
初値 4,150円(5.3%高)
公開価格 3,940円
ブックビル仮条件 3,750~3,940円
ブックビル期間 3月1日~3月7日
引受証券 大和(主幹事)、みずほ、野村、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、藍澤、SBI
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2011/3 70,218百万円 1,383百万円 758円 –円
2012/3 75,555百万円 3,435百万円 485円 –円
2013/3(予) 72,600百万円 3,000百万円 764円 130円
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