【健康食品】 規制改革会議で話題に ハウス食品、フロイント産業、日水製薬、ファーマフーズなど

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アンジェスMG(4563) 日足

アンジェスMG(4563) 日足

日本経済再生に向けて設置された「規制改革会議」にて森下竜一委員(大阪大学大学院医学系研究科・臨床遺伝子治療学教授)が、「健康食品の規制改革」を提言した。これに注目する動きがあり、「健康食品」関連にスポットライトが当たる可能性が出てきた。

いわゆる健康食品の上手な活用は医療費削減につながる。しかしながら、海外ではそうした食品の機能性表示が一般的となっているのに対し、日本では禁止されているため、消費者にはどれが本物か分かりにくい。

むろん、「トクホ(特定保健用食品)」に認定されれば機能性を表示できるが、トクホ認定を受けるには臨床治験が必要で時間とお金がかかるため、トクホと同じ効果を期待できても認可を申請していない食品が多い。

こうした現実を踏まえ、森下委員は、医療費削減策の1つとして、機能性表示に関する規制改革を行い、過大広告に頼らず正しい健康機能・栄養知識を得られる仕組み作りを提言。また、海外との規格統一によりサプリ産業を輸出産業に変換できるとも唱えた。

“健康飲料”づくりに努め、アジアでは「エッセンスオブチキン」に代表される健康食品「BRAND’S」ブランドなども展開している、サントリー食品インターナショナルが本年IPO(新規上場)を予定していることもあり、「健康」をキーワードに事業展開を図っている銘柄に目を配ってみたい。

フロイント産業(6312) 日足

フロイント産業(6312) 日足

「ネイチャーメイド」「ソイジョイ」などを手掛ける大塚HD(4578)のほか、ハウス食品(2810)、ファンケル(4921)、日水製薬(4550)、ニチモウ(8091)、焼津水産(2812)、仙波糖化(2916・JQ)、森下仁丹(4524・2部)などが健康食品にも注力している。

健康食品の受託製造が主力で自社ブランドの通販も手掛けるAFC-HDアムスライフサイエンス(2927・JQ)、健康食品も通販しているケンコーコム(3325・東マ)や健康コーポ(2928・札ア)も関連株だ。

中でも、栄養補助食品の受託製造が拡大しているフロイント産業(6312・JQ)は要マークだろう。直近IPOでミドリムシを利用した健康食品を手掛けるユーグレナ(2931・東マ)、機能性食品素材メーカーで「ギャバ」や「葉酸卵」が収益柱のファーマフーズ(2929・東マ)にも注目したい。

参考までに、森下委員は規制改革会議で、脳梗塞や認知症などの予防効果が指摘される「葉酸」の摂取を市民に働きかけ、医療介護費節減に成功している埼玉県坂戸市を事例に挙げた。同氏はアンジェスMG(4563・東マ)の社外取締役でもある。

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