北浜流一郎 人気株発掘 東海東京HD 市場回復期は証券株高習性

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株式アドバイザー 北浜流一郎氏

株式アドバイザー
北浜流一郎氏

11月の月足チャートは陽線となった。11月から年明け1月にかけては株が上がりやすいが、今年も、それをうかがわせる動きだ。

もちろん米国の「財政の崖」問題があるので、簡単には上がらない。大統領、与野党の指導者たちとの話し合いは、うまくいっていないという見方もあるだけに、楽観はできない。

ただ、期待が持てるのは、大統領の直近の発言だ。大統領は「クリスマスまでには解決したい」と言っている。

これは何を意味するのか。国民に対してクリスマスプレゼントの用意をしているということであり、与野党の指導者たちも、それを想定して協議を重ねていると見てよい。

大統領はもちろんのことだが、指導者たちも政治家なのだ。いずれもパフォーマンスを強く意識していると考えられ、解決の方向性は既に見えていると推測されるのだ。

そのため東京市場ばかりではなく、米国市場も11月16日以降、ニューヨークダウ、NASDAQともに堅調な動きとなっている。

この流れは当面変わらないとみてよい。市場の懸念材料が多数あれば、思いがけないマイナス材料が急浮上して市場は混乱に陥りやすいのだが、「財政の崖」1つとなれば、解決するかどうか。この点だけが問われるため、市場は滅多なことでは混乱に陥ったりせず、対応しやすいからだ。

で、注目したいのは東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616)だ。中京地区を地盤とする中堅証券だが、いまなぜ証券株か。

実は証券株は、株式市場が回復に向かいはじめた場合、業種で上昇率ランキングを見ると大抵上位となる。

株価が上がると当然のことなのだが、これは案外見過ごされてしまい、折角の有望銘柄に投資できない。こういうことになりがちなので、ここで手がけやすい水準にある点に着目して東海東京だ。

11月26日に高値354円をつけたあと調整中なだけに、今が狙いどころだ。

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