TPPで介護もビジネスチャンス 人的面と海外展開で期待 ツクイ、ニチイ学館、ロングライフなど

セクター 個別


ツクイ(2398) 日足

ツクイ(2398) 日足

先の日米首脳会談で安倍晋三首相がTPPの交渉に早期に参加する意向を表明したことで、さまざまな分野で影響が波及しそうだが、その中でビジネスチャンスが拡大しそうな分野として注目したいのが介護福祉分野だ。

仮にTPPに参加となれば現在、条件が厳しいとされる国内での外国人労働者の介護福祉業界での就労が促進され、海外へは高度なノウハウを有する日本の介護福祉大手の海外展開が加速する期待も高まるところだ。

現在、国内で外国人が介護福祉に従事する場合、国家試験が日本語で行われるなどハードルが高いことから、就労が進んでいないのが現状。安易に就労条件が緩和されれば、高齢者との意思疎通面などで問題が生じそうだが、その半面、介護福祉士の人材不足が緩和され、介護サービスが幅広い地域に拡大する期待も高まろう。一方、海外へ向けて、日本と同様に高齢化が進む国への進出も活発化してくる。

ツクイ(2398)は、通所介護など在宅介護を主力に展開。

アスモ(2654・大証2部)は、老人ホームの紹介および設立運営に関するコンサルを手掛けるパーソンズ・ブリッジ傘下で介護分野を強化している。

ロングライフホールディング(4355・JQ)は、介護付き有料老人ホームを展開。富裕層で強みを有し、中国山東省青島市に高級有料老人ホーム「新華錦・長楽国際有料老人ホーム」を開設するなど海外展開にも意欲的。

ニチイ学館(9792)は、医療事務受託の最大手で人材教育から派遣まで一貫して手掛け、介護事業でも業界トップを誇る。

戻る