JASDAQ-TOP20 「ガンホー比率5割」のETF 代用品として各種裏ワザ可能に

個別 夕凪所長のイベント投資100% 連載


ETFのウエート比較
コード 銘柄名 2010/12/2 2013/2/19
3765 ガンホー 6.62% 50.75%
3268 一建設 7.98% 7.34%
2400 メッセージ (未採用) 5.33%
2702 日本マクドナルド 6.55% 4.58%
7458 第一興商 4.73% 4.54%
4819 デジタルガレージ 5.54% 4.29%
3811 ビットアイル 2.58% 3.63%
2138 クルーズ (未採用) 3.55%
4348 インフォコム 3.69% 2.28%
4817 ジュピターテレコム 2.67% 2.15%
9438 エムティーアイ 4.49% 2.04%
4239 ポラテクノ 3.39% 1.63%
4755 楽天 2.08% 1.61%
3858 ユビキタス 8.11% 1.50%
6787 メイコー 5.18% 1.22%
6769 ザインエレクトロニクス 3.63% 1.12%
6890 フェローテック 3.27% 0.67%
4080 田中化学研究所 4.59% 0.66%
2656 ベクター 4.45% 0.64%
6871 日本マイクロニクス 3.00% 0.48%
6640 第一精工 12.59% (除外)
8410 セブン銀行 4.86% (除外)

今、一部の個人投資家の中で注目されているETF(上場投資信託)がある。JASDAQ-TOP20上場投信である(以降ETFと表現)。JASDAQ市場に上場する20銘柄で構成される指数「JASDAQ-TOP20」に沿うように設計されている。

なぜ注目されているかといえば、ETFのウエートのうちガンホー1銘柄で約50%を占めているからである。日経平均についてもファーストリテイリングのウエートが大きいことが有名であるが、それでも9%程度である。50%という数値はいかに大きいのかが分かる。

つい先日まではガンホーのウエートがこれほど大きいものではなかった。表はETFの上場前日(2010年12月2日)のウエートと、今年2月19日終値段階でのウエートを掲載したものである。

2年ほど前のガンホーのウエートは6.62%。第一精工が12.59%とやや大きな値であったが、そのほかの銘柄も2%以上のウエートがあり、指数としてバランスが良い構成だった(当時メッセージとクルーズは採用されておらず、第一精工とセブン銀行が採用されていた)。

それが現在はガンホーだけで50.75%である。ガンホーの値動きがETFの値動きを左右するため、ETF自体をガンホー株のように売買することが可能となる。この性質を利用して、いろいろ便利な技を使うことができる。

(1)ガンホーのカラ売り用として利用する。

ガンホーは貸借銘柄ではないためカラ売りはできない。一方でETFは貸借銘柄であるためカラ売り可能である。ガンホーの株価が下がると予想される場合はETFをカラ売りすることで利益を得ることが可能となる。

(2)ガンホーがストップ高/ストップ安時の売買として利用する。

ガンホーがストップ高/ストップ安になってしまうと、それ以降は株価が動かなくなる。ETFを使えば翌日の株価を織り込んだ価格で売買することが可能となる。この織り込んだ価格と、翌日のガンホーの株価との間にギャップがあれば、その分が利益または損失となる。

(3)ガンホーの単位未満株として利用する。

ガンホーの売買単位は1株である。このため単位株未満の購入ができない。購入するには250万円程度用意する必要がある。一方ETFであれば10万円以下で購入できる。資金は用意できないけれど、どうしてもガンホー株を買いたい場合はETFを購入するのも1つの手である。

これらの技を利用する場合、JASDAQ-TOP20の値をリアルタイムに把握する必要がある。データを配信してくれる証券会社があればそのまま利用すればいい。私の場合は楽天証券のRSSを利用して、エクセルシート内で値を自動計算している。

そしてもう1つ、ガンホー株が10万円動くと、JASDAQ-TOP20は約50動くことを頭に入れておくといい(除数が19.901であるため)。これによりガンホーの株価の将来動向を想定しながら、ETFの売買が可能となる。

金額が大き過ぎ、値動きが激し過ぎてガンホー株に手が出しにくい場合は、ETFの売買を検討してみてはいかがだろうか。

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