直近IPO 決算見直し買い候補ピックアップ 三洋貿易、コロプラなど

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12月期決算の洗い直しシーズン入り。ここでは、相対的に上値の軽い2012年IPO(新規上場)銘柄の決算をチェックし、投資タイプ別に注目銘柄をピックアップしたい。2月20日の協立情報通信(3670・JQ)上場後、3週間ほど「IPO空白期」が生じ、直近IPO銘柄に関心が向かいやすいタイミングの到来も手掛かり。

■リバウンド狙い

スマートフォン向けゲームのコロプラ(3668・東マ)に注目してみたい。第1・四半期(10―12月)は、売上高27億5,500万円(前年同期比4.4倍)、経常利益8億7,600万円(同6・2倍)と絶好調で、売り上げ、利益とも計画を超過したもよう。前期の第4・四半期(7-9月)との比較でも、27%増収、40%経常増益で右肩上がりの成長を続けている。

けん引役は昨年4月開始のプロ野球ゲーム「プロ野球PRIDE」。10―12月は最高月商を毎月更新する好調ぶりだ。年始以降もシーズンオフの割には健闘している。昨年12月開始の“ディズニー・マジシャン・クロニクル”により、一般ユーザーの開拓も順調。第2・四半期か第3・四半期に位置情報活用(ビッグデータ解析)の課金ビジネス化に向け動きを始める意向であり、「スマホゲーム+α」の評価機運が今後芽生える可能性がありそうだ。

株価は2月7日最高値から14日最安値まで3割の短期急調整を経て、ここリバウンド鮮明。好決算に伴う材料出尽くし売り一巡を経て、仕切り直し相場が有望だ。

このほか、覆面調査業界2位のメディアフラッグ(6067・東マ)は飲食店のほか、地方銀行やゆうちょ銀行の窓口調査対応、不動産会社などへと顧客のすそ野が拡大しており、今12月期も2ケタ増収増益予想。最安値圏から巻き返し相場に移行できるかウオッチしたい。

■じっくり派

三洋貿易(3176・2部)は、旧三井物産神戸支店の有志が集まり、1947年に設立された技術系商社。第1・四半期は中国事業は尖閣問題の影響を受けて下ブレたが、「ゴム・化学品」「機械・資材」分野でカバーした。「ここにきて中国事業が戻ってきている」(三洋貿易・IR担当)と言い、第2・四半期は第1・四半期業績を上回りそう。

取扱商材はニッチなものが多く、日本では同社のみが扱う商材も多いことから、円安に伴う仕入れ価格上昇を、販売価格に比較的転嫁しやすい体質であることもポイント。時価はPER7倍台、PBR(株価純資産倍率)0.6倍台。3月中間期末、9月期末にそれぞれ15円配、年30円(前期比5円増)を予定し、配当利回りは4.5%に及ぶ。

■上値余地拡大

「シェール革命」に伴う米国での化学品大幅増産を商機とし、12月決算と同時に中期計画を発表した日本コンセプト(9386・JQ)は、依然割安感が強く、評価切り上げの展開。

モバイルブロード関連のワイヤレスゲート(9419・東マ)、不動産周辺株でIPO効果発揮の全国保証(7164)なども要マークだろう。

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