北浜流一郎 人気株発掘 日本取引所グループ(8697) 相場活況に恩恵、押し目を拾う

個別 北浜流一郎 人気株発掘 連載


アベノミクスに対する風当たりが次第に強くなってきつつある。特に不快そうなのがドイツ。日本に対して為替操作の疑いを持っているようだが、正直「お宅にそんなことを言われたくない」だ。

ドイツはここ数年、ユーロ安によって多大な利益を得てきた。自動車産業が我が世の春的繁栄をしてきたのも、ユーロをどんどん下げたことによるところ大だ。そんな国だけに、円が下がると自動車が売れなくなるとの懸念から、アベノミクスに厳しい目を向けているのであり、正直あまり神経質に受け止めないようにしたいものだ。

今後、韓国も円安に対して批判の声を上げる恐れがある。これまたドイツ同様、ここ数年ウォン安の恩恵を受け続けてきた。しかし、それに対して日本は実質的には何もしてこなかったのだ。安倍政権はそんな無策を改めつつあるわけで、為替操作をしているのではなく、為替の正常化に取り組んでいるのが実際だ。

何しろ円は2007年には1ドル=124円の安値があったのだ。その時日経平均は1万8000円を越えていた。

それを考えると、124円は無理でも、110円くらいはあっても良いのだ。市場では「90-100円が適切」という見方が多いが、もっと下げてもおかしくない。しかし、この点について書き始めるとキリがないので注目銘柄に移ろう。

日本取引所グループ(JPX、8697) 日足

日本取引所グループ(JPX、8697) 日足

日本取引所グループ(JPX、8697)だ。ご存じのように東証と大証が経営統合、今年1月4日の大発会に新規上場となった銘柄だ。上場直後から急騰態勢に入ってしまい、正直意外な強さに驚いてしまったのだが、幸い、ここにきて高値でもみ合っている。

東京市場が回復に転じた場合、証券株が軒並高になるのが過去の例だが、取引所株も連動高して当然だ。

この点から見ると、この足踏み局面で投資して続伸を待つ。この作戦がお勧めだ。

戻る