千利休のローソク足分析 メガチップス、NTT、小野薬品工業

テクニカル 個別


メガチップス(6875) 週足

メガチップス(6875) 週足

メガチップス(6875) 週足

高値もちあいから静かに上放れの様相を示すサインが出てきた。抵抗帯(雲)を上回りようやく示現した中陽線は、遅行線の好転を伴う注目すべき現象である。低位で安定が続く信用売り残と買い残は株価が動意づくスタート時点を意味することや、RSI(13週)は50%水準を上回ってきており騰勢を強めるのは時間の問題だ。出遅れ感に着目した追随買いなども予想され、早急に仕込んでおきたい株価パターンである。

上値メドは、2014年7月高値1,540円からの調整幅189円の倍返しの上げ1,729円どころが考えられる。ただ、09年7月高値2,450円を起点に12年10月高値1,905円を通る右肩下がりの上値抵抗線を上回れば、三役好転から強気トレンドが当面は続く展開が予想される。12年10月高値付近では一時的に下に押し戻される可能性は高いが、14年5月安値1,082円から14年7月高値での上昇幅に対するE計算値1,998円までは上値余地は広がるだろう。11年10月安値991円を起点とした大きなN字波動、11年10月安値から12年10月高値までの上昇幅914円を14年5月安値から上げたN計算値1,996円にも近く、中期的な上値の目安となりやすい。

NTT(9432) 月足

NTT(9432) 月足

NTT(9432) 月足

月足ベースで三役好転後は順調に下値を切り上げる展開が続いている。2007年2月高値6,800円を上回り、今後は比較的上値の抵抗が小さくなっていく公算が大きい。一方、短期的には目先の目標値であった7,330円(02年2月安値3,750円から11年3月安値3,220円までの安値切り下げ幅を07年2月高値からの高値切り上げとして換算)を超えてきたことや、1993年以降の三角もちあいの中心となる8,000円付近まで上昇した。RSI(12月)はダイバージェンスとなる公算が大きく、そろそろ頭打ちになるだろう。短期的な高値警戒を調整しながらも転換線や2007年2月高値6,800円水準を中心とした目先のもみ合い局面に移行する可能性がある。ただ、上昇トレンドの踊り場にすぎず、調整一巡後は8,000円前後の節目を上回り、大台替りに向け騰勢を強めていく展開が予想される。

当面の上値の目安は、1997年から98年後半までに生じた拡大波動の中値水準となる1万500円前後が考えられる。

小野薬品工業(4528) 月足

小野薬品工業(4528) 月足

小野薬品工業(4528) 月足

転換線をサポートとしたトレンドフォローの勢いも終盤戦に差し掛かったとみられる。1997年12月安値2,020円から2007年4月高値6,980円までの上昇幅4,960円に対するE計算値1万1,940円は通過点となり、足元は07年4月高値から10年10月安値3,295円までの下げ幅3,685円の3倍返しを達成したところだ。故に抵抗帯(雲)のネジレ直後の変化月にもあたり、高値警戒感を要するところである。ただ、信用売り残は買い残を上回っており、需給面から一段と株価を押し上げ要因は十分備わっている。RSI(12月)からも過度に高値警戒感を示唆する動きにはなっていない。短期的に下落に転じれば転換線までの調整となる可能性が高く深押しは避けられないが、中長期では4倍返しとなる1万8,000円どころまでの上値余地は十分あり得るだろう。調整局面でも2月までの高値1万2,800円どころまでの調整期間、調整幅にとどまれば、年前半のうちに1万8,000円どころは達成可能とみられる。

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