北浜流一郎 人気株発掘 大和ハウス工業 政策期待、戸建も復調へ

個別 北浜流一郎 人気株発掘 連載


株式アドバイザー 北浜流一郎氏

株式アドバイザー
北浜流一郎氏

オバマ再選ショックに陥っていた東京市場に曙光だ。11月5日から13日にかけての7連続安局面で私が繰り返し強調したのは、「自律反発を待とう」だった。

だが、「何を根拠に自律反発があるといえるんですか」との批判が多かった。

「自律反発」なのだから、特に、これという予見できる材料があって反発するわけではない。そのため明確に、これによって反発すると根拠を示せるものではないのだ。

しかし、下落局面ではやはり、「自律反発」に期待してよいし、そして実際それは訪れる。今回もそうなり、日経平均は15、16日と久しぶりに大幅高した。

もちろん、その背景には衆院の解散がある。しかし解散自体が反発要因となっているわけではない。

安倍自民党総裁発言。これがあったからと見るべきで、同総裁が何も発言しなかったとしたら、株はこれほど急激に戻れなかっただろう。

安倍氏は、デフレ脱却策として、インフレターゲットの2―3%設定を主張、しかも効果が出るまで無制限に金融を緩和、マイナス金利策さえ許容する姿勢を鮮明にした。

公共投資や国防費の増額なども必要と、リップサービス以上の強烈発言をしていて、株式市場は明らかに安倍政権誕生大期待となった格好だ。実際、自民が政権を奪取できるのかどうかは分からないが、市場は、しばらく円安に期待して輸出関連株、低金利の継続に期待して金融株や住宅株の見直し買いを続けることになるだろう。

で、注目は大和ハウス(1925)だ。住宅大手であり、いまは主力の戸建てが不振ながら、マンション、アパート、そして商業施設などの大型建設が順調だ。

今後、一戸建ても復調して来る可能性も高まるとみてよく、株価は、このところ戻り高値更新したばかりながら、少しでも下げれば絶好の押し目となるため、見逃さないようにしたい。

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