ダイセル 連日の高値更新 今期大幅増額、増配で再評価機運

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エアバックの代替需要でも思惑

ダイセル(4202)が連日の高値更新。

ダイセル(4202) 週足

ダイセル(4202) 週足

先に発表した第3四半期の好決算を受けて、通期の経常利益予想を485億円から545億円(前期比32%増)に増額修正されるなど、好実態への再評価機運が高まっている。

実際、ここ数年は、収益拡大に弾みがついており、2010年3月期からの5年間で経常利益、当期純利益はともに2.7倍に、1株利益も当時の31円が今期は85円に向上する見通しだ。期末配当は12円(年20円)と年5円増配の意向だ。

海外向けにたばこフィルター用の酢酸セルロースが好調に推移したほか、酢酸ビニル向けなどの販売も増加した。また、合成樹脂事業では自動車分野や電子デバイス分野などに販売数量が増加している。

さらに、加工品事業では、自動車エアバック用インフレータ(ガス発生器)などの自動車安全部品事業が欧州や東南アジア、韓国などで伸びた。この部門がタカタ製のリコール問題の広がりとともに特需思惑が底流している。実際、同社の世界シェアは約22%近くあり、有力な代替需要の候補となっている。(本紙2月16日付2面)

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