話題 3年連続人口増加! 宮城本社銘柄に追い風

セクター 個別


急伸銘柄も相次ぐ

今、「仙台」が熱い。と言っても、来週にオープン戦開幕を控えた東北楽天ゴールデンイーグルスの話ではない。仙台市に主要拠点を置く楽天(4755)もそうだが、同市地盤企業には経済的な恩恵享受が期待されているためだ。

カメイ(8037) 週足

カメイ(8037) 週足

というのも…。総務省が5日に公表した住民基本台帳人口移動報告の2014年結果では、「東京周辺への人口集中」が鮮明となったが、実は、それだけではない。47都道府県のうち、人口が増加したのは7都県のみ。東京、埼玉、神奈川、千葉の関東圏や、愛知、福岡の中核都市と並んで宮城県が名を連ねた。それも、3年(以上)の連続増加となったのは、東京、愛知と宮城だけ。11年東日本大震災発生以降の復興景気が、なお継続していることが裏付けられた格好だ。

単に宮城県と言っても、近年は仙台市への人口集中が一段と進んでおり、直近では45%に達しているもよう。ここでは、仙台市に本社を構える上場企業をいま一度チェックしておきたい。中でも、中心部である「青葉区」の企業は、じもとHD(7161)七十七銀行(8341)フィデアHD(8713)の銀行3社に東北電力(9506)。あとはカメイ(8037)オプトロム(7824・名セ)と、監理銘柄となった京王ズHD(3731・東マ)

「宮城野区」では、ユアテック(1934)高速(7504)やまや(9994)トスネット(4754・JQ)サトー商会(9996・JQ)。「若林区」は、TTK(1935・2部)植松商会(9914・JQ)。「太白区」は、ホットマン(3190・JQ)がある。

やまや(9994) 週足

やまや(9994) 週足

これらの中で、例えば、トスネットは昨秋安値から前週の高値まで約8割高。ユアテックも昨秋安値から1月29日高値まで66%高している。七十七銀や東北電も前週には昨年来高値を更新している。仙台市ではないが、宮城県本社銘柄としてなら、やはり昨秋安値から前週の高値までで、東洋刃物(5964・2部)が2.2倍高。フジ・コーポレーション(7605・JQ)が7割高、といった具合。

人口増加で経済が活性化すれば、株価評価も上昇するといった構図だろうか。もちろん、買われている銘柄ばかりではない。東北最大の石油販社であるカメイは折からの原油安もたたって大幅減益見通しながら、PBR(株価純資産倍率)0.3倍台の時価には、さすがに割安感が漂う。イオン系の酒類専門店チェーン、やまやもPBRは0.7倍にすぎない。こうした銘柄群には、幅広く見直しの目が向けられても不思議のないところだろう。(本紙2月13日付2面)

戻る