千利休のローソク足分析 ソニー、JSR、三菱UFJフィナンシャル・グループ

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ソニー(6758) 月足

ソニー(6758) 月足

ソニー(6758) 月足

10年3月に付けた戻り高値3,645円が視野に入ってきた。信用売り残と買い残はきっ抗しており、取組妙味の高さは魅力だ。一方、RSI(12カ月)は過熱圏入りとなり、短期的には10年3月高値を前に押し目形成の場面が想定される。興味深いのは03年4月のソニーショック直後に付けた安値2,720円を中心に、左右の時間帯(「143」カ月)で対等したタイミングが同水準にあることだ。つまり、足元のソニーサプライズは評価できる動きとみることができる。遅行スパンが抵抗帯(雲)上限に接する水準まで上昇を続ける公算が大きい。

当面の上値メドは、心理的節目となる4,000円どころ(12年11月安値772円から13年5月高値2,413円までの上げ幅に対するE計算値)となる。上回ることができれば、03年4月安値2,720円から07年5月高値7,190円までの上げ幅4,470円を、12年11月安値からの上昇で当てはめた5,242円どころまで上値余地は広がる公算が大きい。

JSR(4185) 週足

JSR(4185) 週足

JSR(4185) 週足

良好な需給面が上昇を後押しする展開が予想される。信用買い残と売り残は低水準。RSI(13週)は50%水準から上昇に転じることができるかが注目される。一目均衡表では三役好転後の遅行スパンの抵抗帯(雲)突破で、より強気パターンの波動がイメージできる局面に入ってきた。13年の序盤には10年4月高値1,999円を起点とした中期の上値抵抗線を突破し、08年安値795円を起点とした二段上げ目が確認された。その後は揺り戻しの調整が長引いたものの、ようやく反転攻勢に向けエネルギーを発散する可能性が高い。

短期的な上値メドは、12年10月安値1,224円から13年5月高値2,360円までの上昇幅1,136円を14年5月安値1,622円からの上昇幅として当てはめたN計算値2,758円どころとなる。06年から07年までのもみ合いレンジとなる2,500-3,200円は戻り売り圧力が強まる可能性はあるが、06年2月高値3,810円を目指す波動構成が描かれているとすれば、N計算値で止まるはずはない。08年10月安値795円から10年4月高値までの上げ幅1,204円に対するE計算値3,203円どころ、12年10月安値から13年5月高値までの上昇幅1,136円に対するE計算値3,496円どころまで伸びるシナリオを想定しておきたい。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 月足

三菱UFJ(8306) 月足

三菱UFJ(8306) 月足

一目均衡表では抵抗帯(雲)を抜け出すタイミングに入り、基準線の上昇に株価が押し上げられる展開が予想される。3月も基準線の上昇が続く見込みであり、昨年12月高値700円水準を一気に上抜く公算が大きい。13年5月高値750円手前あたりからは強い抵抗が予想されるが、信用買い残の整理は明らかに進展しており上値の重荷は和らいだ状況にある。RSI(2カ月)はようやく50%超から一歩上に抜け出す格好となり、株価動意の先行サインとみてよい。

上値メドは、13年5月高値750円から14年3月安値519円までの調整幅231円を13年5月高値に加えたV計算値981円どころが考えられる。08年前半の高値と安値の中値977円((1,173円+782円)/2 )にも近く有力な節目となり得る。その水準を上回れば、08年4月高値1,173円から09年3月安値377円までの下げ幅796円を11年11月安値318円からの上げとみた背反値1,114円まで上値余地は広がろう。(本紙2月10日付12面)

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