千利休のローソク足分析 アイネス、NTT、アシックス

テクニカル 個別


アイネス(9742) 月足

アイネス(9742) 月足

アイネス(9742) 月足

2月相場は転換線の上昇をきっかけに再動意が見られるかが注目される。既に13年5月高値950円をクリアしており、上昇基調を維持する見方がメーンシナリオとなる。一方、RSI(12月)はピークアウトの後、低下基調にあり、50%水準までは沈静化が必要かもしれない。つまり、2月相場も転換線上でもみ合い基調が続く展開もあり得るということだが、3月は順調であれば転換線上昇がより強化されることになり、もみ合い放れへの期待感はそのまま続くだろう。信用買い残も整理が進捗(しんちょく)し、この先からは買い残増加が株価の押し上げ要因になる。IT相場時代の1999年高値3,550円までの伸びしろは大きく、年前半は持ち前の軽量性を発揮する可能性が高い。

上値メドは、2008年10月安値253円から09年8月高値848円までの初動の上げ幅595円を09年8月高値に加えたE計算値1,443円どころ、さらに倍化した2E計算値2,038円どころなどが考えられる。

NTT(9432) 月足

NTT(9432) 月足

NTT(9432) 月足

過去26カ月間の高値と安値の中値となる基準線が横ばいから上昇に転じる公算が大きく、昨年11月高値7,120円を上回り、再度上昇局面入りを確認することになるだろう。信用買い残は低位で安定し需給面に不安は乏しい。一方、RSI(12月)は中途半端な位置で推移しており判断が難しい。次の株価の上昇局面では過熱圏入りが予想されるが、株価の方向とは逆方向に動くダイバージェンスになる可能性が高く、株価8,000円超えの局面では利益確定売りが必要だろう。ただ、転換線や基準線の上昇基調が続くことが見込まれる中、大台替わりの1万円台をにらみ、両線までの調整は押し目買いのスタンスで臨みたい。

当面の上値メドは、07年2月高値6,800円から11年3月安値3,220円までの調整幅3,580円を07年2月高値に加えた1万0,380円どころ、1999年11月高値1万9,400円を起点とした調整波を形成する過程でのフシにあたる1万1,800円どころなどが考えられる。

中長期の上値の目安としては、99年11月高値から2002年2月安値3,750円までの下落幅1万5,650円を、11年3月安値からの上昇幅として当てはめた背反値1万8,870円どころが参考になる。

アシックス(7936) 月足

アシックス(7936) 月足

アシックス(7936) 月足

マドを伴う過熱気味の上昇を演じ、短期的には基準線とのかい離の広がりが気になる局面に入ってきた。2月は転換線の上昇から底堅く推移できる可能性はあるが、反発力が弱ければ3月の転換線の上げ止まりをきっかけに調整に転じる展開なども十分にあり得る。転換線を強く下回る中陰線などが形成される場合などには特に警戒したい。

一方、現在のところは転換線との接近を待ちながらも、2月の早い段階で高値更新につながれば長期N字波動の延長が見込まれる。ただ、信用の買い残と売り残はきっ抗しているものの、売り残の水準からは踏み上げ的な動きではなさそう。1998年1月安値60円を起点とした長期上昇波の高値である2007年高値1,890円を時間軸の中心に、07年高値を起点とした先の対等期間、E計算値3,720円どころまでの展開を想定したい。(本紙2月3日付14面)

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