菓子3社が高値追い 「海外で稼ぐ力」を評価

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訪日客にも人気

食品株の強調が続く中、29日は森永製菓(2201)グリコ(2206)カルビー(2229)の菓子メーカー3社がそろって高値を更新した。森永製菓は2006年2月以来、9年ぶりの高値水準、グリコは上場来の高値。

森永製菓(2201) 週足

森永製菓(2201) 週足

3社に共通するのは、ロングセラー商品を持ち、好業績を誇る点だが、訪日外国人から絶大な人気を誇る。東京駅一番街(八重洲地下)にはお菓子をテーマにした「東京お菓子ランド」があるが、そこに出店しているのが3社。全国の地域限定お菓子や限定商品を販売。まとめ買いしていく外国人旅行者の姿が目立つ。

グリコの「ポッキー」は1966年の発売から50年近い歴史を持つ。中国で製造されるなど、今では世界30カ国で販売されている。2014年3月期の「ポッキー」の売上高は400億円と前年比30%増、そのうち半分が海外の売上高。

森永製菓は「チョコボール」「ダース」といった主力ブランドの販売が好調だが、「ハイチュウ」の米国での売り上げ急増。大リーグ選手の間での人気が火付け役となり、15年3月期の上半期の米国での売上高は前年同期比28%増。通期では30億円が目標。現在は米国での販売分は台湾などで生産しているが、今年度内に現地工場が稼働の予定。

両社ともに「海外で稼ぐ力」が新たな評価材料。今期の第3四半期の決算発表は、グリコが30日、森永製菓が2月9日、カルビーが2月2日。(本紙1月30日付2面)

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