ヘルスケア関連に注目 「健康経営銘柄」を3月に選定(東証)

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スポーツクラブ、福利厚生代行など有望

今年の相場テーマの一つとして「健康・ヘルスケア」が浮上することになりそうだ。

東証は3月に「健康経営銘柄」を選定する予定。個人投資家に株式投資を考えるきっかけにしてもらうため、東証では特定のテーマや指標をベースに銘柄(テーマ銘柄)を抽出・公表している。2012年度からは、女性活躍推進に優れた企業を「なでしこ銘柄」として選定している。

このテーマ銘柄の一環として東証は経済産業省と共同で、「健康経営」というテーマに乗る企業を選定・公表する。

東祥(8920) 週足

東祥(8920) 週足

選ばれる企業はどのような顔触れなのか。社員の健康管理に熱心な企業、医療機器メーカーなどが候補とみられる。いずれにしろ、選定されるのは企業にとって名誉なこと。社員の健康増進・福利厚生に力を入れたり、ヘルスケア分野での社会への貢献をアピールする企業が増えそうだ。

もっとも、「健康経営銘柄」に選ばれたところで、それを材料に株価がどんどん上昇していくとは考えにくい。企業の健康意識の高まり、世の中の健康ブームによって恩恵を受ける企業が株価的には面白くなる。

例えば、スポーツクラブを運営する企業。全人口の4分の1が65歳以上という高齢化社会を迎え、元気な(元気でいたい)お年寄りが増加。そうしたニーズを受けて会員を増やしているのが東祥(8920)。「ホリデイスポーツクラブ」は「遊ぶ・楽しむ・フィットネス」を基本コンセプトに初心者向けプログラムを充実させている。

セントラルスポーツ(4801)は、中高年の会員が増加する一方で、東京オリンピックをにらんで子ども向けのスポーツ教室が人気。後藤忠治会長は元水泳選手だ。ルネサンス(2378)はスポーツクラブが好調なほか、介護リハビリ施設「元気ジム」も展開している。この3銘柄は昨年後半から株価は上昇トレンドにある。

ほかに、コナミ(9766)はスポーツクラブ事業を展開。健康コーポレーション(2928・札ア)は、赤井英和さんが登場するCMが印象的な減量ジム「RIZAP」が急成長している。

企業の福利厚生代行サービスを行うのは、リロ・ホールディングス(8876)、パソナグループのベネフィット・ワン(2412・2部)

一方、医療機器では、オムロン(6645)シスメックス(6869)エー・アンド・デイ(7745)。範囲を広げれば、ヨネックス(7906・2部)アシックス(7936)ゴールドウイン(8111)などのスポーツ用品メーカーも「健康ブーム」を背景に浮上しそうだ。

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