活躍期待広がる「水素自動車」関連 「水素・燃料電池展2015」先取りチェック

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水素で走る燃料電池車(FCV)。新年早々にトヨタ(7203)が特許開放を発表したこともあり、関連株の活躍期待感が広がっている。

トヨタ(7203) 週足

トヨタ(7203) 週足

2月下旬には燃料電池にまつわる世界最大の展示会「水素・燃料電池展2015」が開催される。基調講演にトヨタ、岩谷産業(8088)JXホールディングス(5020)傘下のJX日鉱日石エネルギーと、FCVおよび関連インフラ普及の旗振り役と目される企業の役員が登壇するとあって、FCV関連の話題一色になりそうだ。

中で、100年以上の歴史を持つ高圧および特殊ガス圧縮機専業メーカー、加地テック(6391・2部)は天然ガス自動車充填用圧縮機で約300台納入の実績を持ち、超高圧水素圧縮機も10年以上前から開発。水素自動車充填用圧縮機やパッケージユニットの製販体制を構築している。

キッツ(6498)はNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)から開発委託を受け、2008年から低コストかつ耐久性に優れた水素供給インフラ設備向け水素用高圧ボールバルブの開発を開始、2012年から販売を開始。市場で高い評価を得ているようだ。

ハマイ(6497・JQ)が出展する「ノズル」は、片手で楽に安全に短時間で水素を水素自動車に充填できるもの。先行して設置された国内の水素ステーションに既に実装されている。

このほか、水素自動車の水素ガス配管系に使用されるボールバルブを開発済みのイハラサイエンス(5999・JQ)ホンダ(7267)子会社で、水素ステーション用蓄圧器の開発にかかわる八千代工業(7298・JQ)なども関連株に挙がる。

水素・燃料電池展(FC EXPO)主な出展企業 
企業名 コード 出展製品
岩谷産業 8088 イオニック式パッケージ水素ステーション、赤外線通信機能付き水素ディスペンサなど
大陽日酸 4091 水素ステーション
加地テック 6391・2部 水素自動車充填用圧縮機
キッツ 6498 水素ステーション用超高圧バルブ
ハマイ 6497・JQ 充てんノズル、緊急離脱カプラ
新コスモス電機 6824・JQ 水素ステーション用ガス検知警報器、FCV車載用水素センサなど
共和電業 6853 水素ガス環境用箔ひずみゲージ
東レ 3402 カーボンペーパー、GDLなど。トヨタ「MIRAI」にも採用
住友精化 4008 超小型水素製造装置
日本精線 5659 通電加熱型アルミモノリス触媒脱水素反応器を備えた水素発生装置
プレス工業 7246 有機ハイドライドから水素を取り出す装置
日本写真印刷 7915 水素漏えいを検知する水素ディテクターなど
神戸製鋼所 5406 水素ステーション用オールインワンコンパクト圧縮機パッケージ、拡散接合型コンパクト熱交換器など
新日鉄住金 5401 高圧水素用ステンレス鋼材
日本バイリーン 3514 固体高分子形燃料電池への応用が可能な電解質膜の支持体用ナノファイバー不織布など
島津製作所 7701 燃料電池内の酸素濃度をリアルタイムに可視化する世界初の装置

 

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