IPO社長会見 ヨシックス(3221) 「田舎戦略」で成長

IPO 個別 社長会見


吉岡昌成社長

吉岡昌成社長

居酒屋をチェーン展開するヨシックス(3221)が12月24日、JASDAQと名証2部に新規上場した。JASDAQでの初値は公開価格2,640円を29%上回る3,415円。上場当日の記者会見で吉岡昌成社長=写真=は次のように語った。

全年齢層にマッチ…当社は30歳-40歳代がメーンの「や台や」、同じく40歳-60歳代の「や台ずし」、20歳-30歳代の「ニパチ」と、各年齢層にマッチした独自業態をつくり、東京から熊本まで計161店を展開している。

「田舎戦略」が奏功…「田舎戦略」により乗降客数1万人以上で、社員を採用しやすい2等地立地に出店。地域密着の「老舗」と「チェーン」のいいとこ取りをしている。学校や勤め先から帰ってくるところに店があり、人には困っていない。アルバイトもすぐ集まる。さすがに本社のある名古屋は難しいが、それ以外では「地域仕入れ・地域雇用」を行っている。

実質無借金…もともと建築事業を手掛けていたことから、自社で店舗の内外装の設計や施工などを行い、出店コストを抑制できることも強み。2カ月半もあれば1店舗できる。自己資本比率50%以上。銀行との付き合いでお金を借りているが、実質無借金。

既存店売り上げ好調…原価率33%でコストパフォーマンスが良い。、地方は個人店が多く、そことの比較になるわけだが、当社は個人店とチェーンのいいとこ取りをしている。4-11月累計の既存店増収率は「や台や」が前年同期比9%増、「や台ずし」は同4-5%増。「ニパチ」は同1-2%減だが、これは夜の営業時間縮小の影響。

ニパチの今後…総合居酒屋で280円均一業態で生き残っているのはわれわれだけ。田舎戦略のため家賃が低く、損益分岐点が低いことが大きい。「ニパチ」はリーマン・ショック後に伸び、「や台ずし」はアベノミクス後に伸びた。ニパチもアベノミクスが落ち着いてきたら伸びよう。

出店余地…乗降者数1万人以上の駅に1店、5万-10万人は2店、25万人以上は6店と考え、出店余地を試算すると3,000店の出店が可能。中期的に300店、長期的に500店を目指す。

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