IPO社長会見 サイジニア(6031) O2Oで活動領域広がる

IPO 個別 社長会見


吉井伸一郎社長

吉井伸一郎社長

サイジニア(6031・東マ)が12月19日、東証マザーズに新規上場した。公募価格2,560円の2.3倍となる5,780円で初値を付けた。高値6,360円まで買われた後、4,135円に急落する場面も見られたが、24日は一転ストップ高と、めまぐるしい展開。上場当日の記者会見で吉井伸一郎社長=写真=は次のように語った。

デクワス…当社の事業は、パーソナライズ・エンジン「デクワス」を利用した、ネットとリアルをまたぐマーケティング支援サービスを提供するもので、電子商取引(EC)、出品サイト関係や、人材紹介会社などが利用している。「デクワス」とは、新しいサイエンスを使って、ユーザーの行動パターンをネット上の行動履歴から収集、趣味嗜好(しこう)の解析を行うものだ。キーワードを入力しないと探し出すことのできないネット検索に代わる何かを作りたいと、20数年前から取り組んできた研究成果の表れだ。一般的な協調フィルタリング手法に基づく他社のシステムでは、商品人気ランクの高いトップセールスアイテムにしか対応できないが、複雑ネットワーク理論による「デクワス」なら解析が全方位で対応でき、顧客の売上高アップに貢献できる。

解析対象領域…売上高は5期連続で過去最高を更新中。最近は倍増ペースの成長となっている。国内EC市場は2013年度の市場規模11兆5,000億円から5年後には20兆8,000億円への拡大が試算される。一方、ネット(オンライン)とリアル(オフライン)をまたぐO2Oの国内市場規模も急拡大中だ。今後は、ウェブ上の解析にとどまらず、スマートフォンや、リアル世界につながった実店舗上の解析などにも活動領域が広がることになる。例えば、紙の媒体を使った、チラシのソリューションなども対象となる。

資金使途…公開価格の2倍を超える初値形成については、取引先、株主、従業員など各ステークホルダーのご支援にお礼を言いたい。高いご期待を頂き、上場を機に一層、気を引き締めていくつもりだ。資金は配当よりも成長投資に振り向けていく。その方が株主にとっても好ましいはず。当面は、ネットからリアルにつなげるデータ解析基盤の充実や、それを支える通信回線増強に充当していきたい。

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