IPO社長会見 アドベンチャー(6030) インバウンド盛り上がりで順調飛行続く

IPO 個別 社長会見


中村俊一代表取締役社長

中村俊一社長

アドベンチャー(6030)が12月18日、マザーズに新規上場した。公開価格2,500円の2.3倍となる5,680円で初値を付けた。上場当日の記者会見で中村俊一代表取締役社長=写真=は次のように語った。

400社「横断検索」口コミで利用者増……格安航空券予約サイト「スカイチケット」を運営する。国際線は400社超、国内線は13社の航空会社の横断検索が可能で、時刻表、料金、空席情報を一括表示して予約できる。取扱高は2012年6月期の20億円から、前期は68億円と約3倍に拡大。今期は120億円を計画している。近年はLCC(格安航空会社)急成長との波に乗ったが、最近はインバウンド拡大から大きな恩恵を受けている。世界的に航空会社が増加傾向にある中、当社のような横断検索を持つ会社は少ない。現在「スカイチケット」は日本語表示だけにもかかわらず、国際線は25%、国内線は10―20%を外国人の利用が占める。来月には一挙18言語への対応を開始する予定。

取扱高1兆円「地球最大の予約サイト」へ……来期は取扱高50%増の180億円を目指しつつ、リスクヘッジの意味合いからも事業領域の拡大を急ぐ。今年9月には世界中のオプショナルツアーが予約できる「ワナトリップ」を立ち上げたが、今期中には鉄道やバスなど交通と、ホテルなど宿泊に関する予約サイトを立ち上げる予定だ。20年の東京五輪開催までには取扱高500億円、30年までにはエステやクリニックなどにまで領域を広げて、取扱高1兆円と「世界最大の予約プラットフォーム」になることを目指す。

<記者の目>
「ワナトリップ」はスタート時から18言語に対応。その理由を中村社長は「スカイチケット利用者を見て言語を選択したが、まったく十分でない」と語っていることからも、インバウンド銘柄としての多大なポテンシャルがうかがえる。誕生間もない「ワナトリップ」は来年7月よりグローバル規模でのリスティング広告を開始する予定。外国人利用者の急増が見込まれるなど、来期からの業績寄与を想定。

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