IPO社長会見 アトラ(6029) 「ほねつぎ」加盟院拡大へ

IPO 個別 社長会見


久世博之社長

久世博之社長

アトラ(6029)が12月16日、マザーズに新規上場した。初値は1,313円で公開価格を77%上回った。上場当日の記者会見で久世博之社長=写真=は次のように語った。

事業内容…当社は「ほねつぎ」ブランドの鍼灸接骨院のチェーン展開と、鍼灸接骨院向けIT支援サービスを手掛ける。私自身、柔道整復師、はり師、きゅう師の資格を持つ。旧態依然とし、IT化が遅れている業界を変えたいと考えて事業展開している。

事業環境…柔道整復の施術所数と就業者の増加により、柔道整復の療養費は2007年度の3,830億円に対し、11年度は4,085億円と順次増加。医療費の増大が問題視され、予防の重要性が高まる中、当社のビジネスチャンスが増えてくる。

店舗数拡大へ…「ほねつぎ」チェーンは当社の直営ではなく、オーナーが経営する。加盟院は2010年に1号店が開設され、今年9月末現在では41店。収益性が高いため既存オーナーが複数院を開設するほか、独自の研修・運営システムにより学習塾やビデオレンタルチェーンのオーナーなど異業種の加盟も増えている。加盟院の純増数は前12月期が13、今期は17、来期は今期の2倍まではいかないが、人材育成しており今期以上の増加を見込んでいる。

初値の感想…期待以上だが、今後の業績が重要なので一喜一憂せず事業にまい進したい。また、まずは内部留保、成長投資を優先したい。

<記者の目>
参考までに、「ほねつぎチェーン」は初回契約期間が6年。オープンから半年経過した標準店舗(50坪以上、駐車12台)のモデル業績は、月額で売上高500万円、営業利益140万円。加盟院が同社に支払うモデルコストは、イニシャルが2,500万-2,600万円、開業後はシステム利用料として毎月40万円とのこと。来12月期については野村証券が営業利益2億4,000万円(今期会社計画比3.2倍)と予想。

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