IPO社長会見 U-NEXT(9418) 飛躍の準備整う

IPO 個別 社長会見


宇野康秀社長

宇野康秀社長

U-NEXT(9418)が12月16日、マザーズに新規上場した。初値は公開価格を31%上回る3,950円。上場当日、宇野康秀社長=写真=は次のように語った。

同社は、USEN(4842・JQ)のインターネット回線提供部門と動画配信(VOD)部門が2010年12月に会社分割で分離独立したのが始まり。2013年3月に単月黒字、それ以降黒字を伸ばしている。

VOD事業の見通し…当時からブロードバンドが広がり、好きな時に動画を楽しめる時代がいずれ来ると信じでやってきた。現在はそれを進化させる方向でやっている。米国ではVODが伸び、レンタルビデオ市場が限りなく縮小している。日本においてはレンタルビデオからVODへの置き換えが行われているところ。5年後、日本全体でVODユーザー1,000万人程度に拡大するとみており、トップランナーとして300万人程度はとっていきたい。

MVNOサービスの見通し…昨年からMVNOによるサービス「U-mobile」を開始した。契約者数は今年9月末で5万人。携帯電話契約者数に占めるMVNO契約者数の割合は米国が10.1%、日本は1.2%にすぎないが、今後2-3年で日本も10%程度に高まろう。

なぜいま上場か…通信環境が整い有力なコンテンツもそろえ、VODの成長環境が出来上がってきている。MVNOも知名度がようやく上がり、さらに「光回線サービス卸」という新たな収益機会が生まれる。NTTの光回線卸解禁は通信業界の歴史的転換点となろう。当社は「コンテンツ+固定回線+モバイル」を一体提供できる強みを強化。健全な事業育成に向け調達資金を充てる。

初値の感想…地合いが良くなかったので心配していたが、まずは公募価格を上回り、ひと安心しているというのが正直な心境。

<記者の目>
久々に目にした宇野社長は「IT業界のアニキ」という雰囲気そのまま。さらなる成長に向けた環境&意欲がそろい、来12月期も高成長路線を歩む可能性が極めて高い。将来的にUSENとの経営統合思惑が出てくる可能性も。

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