IPO社長会見 ビーロット(3452) アジア圏の富裕層に開拓余地

IPO 個別 社長会見


宮内誠社長

宮内誠社長

ビーロット(3452)が、12月11日にマザーズに新規上場した。初値は上場3日目の15日に公募比5.2倍となる1万500円を付けるなど好人気となった。上場初日の会見で同社の宮内誠社長=写真=は次のように語った。

3拠点で不動産関連事業を展開…当社は東京、北海道、福岡の3拠点を中心に「仲介」「再生」「開発」「管理」「ファンド」といった不動産に関わる5つの事業をワンストップで展開している。また、少人数(従業員数27名)ながら、専門性を有しており、不動産金融業界で培ってきた人脈と知識、現場力を強みに資産コンサルティンングを実現している。

主な事業内容…機関投資家や富裕層を対象に(1)不動産投資開発事業、(2)不動産コンサルティング事業、(3)不動産マネジメント事業ーを展開。(1)は自社で不動産を取得し、再生・開発して投資家に売却するもの。主に“一棟もの”で、かつ規模は10億円以内の物件が主流だ。②は富裕層の運用ニーズを叶え、次世代への事業継承などを実現するもの。ここでは既存顧客からの紹介・リピーター案件が多数を占めている。(3)は富裕層の戦略的な資産運用を継続してサポートするもの。

不動産ファンド…(3)の中の不動産ファンドは、不動産証券化とアゼットマネジメントに分かれる。証券化は一般的に証券化対象になりにくい中規模の不動産にも取り組んでいる。アセットマネジメントでは、国内外の機関投資家向けに不動産運用サービスを提供している。特にアジア圏の富裕層には日本の不動産へのニーズが高まっており、この分野の開拓余地は大きいとみている。

足元業績推移…今12月期は売上高38億1,000万円(前期比70%増)、営業利益3億8,500万円(同77%増)の見通しだ。第3四半期まではほ前年同期水準だったが、第4四半期で伸びる計算だ。今期は無配だが、なるべく早い段階で配当を実施できるようにしたいと思っている。

<記者の目>
宮内社長を中心に若い経営陣の下、新たな不動産開発事業に取り組んでいるが、社長の父上がオリックスの宮内義彦氏とくれば、それだけですべてが理解できそう。会社的には、ほかの不動産会社と同様に“普通の”付き合いと言うが…。

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