メディカル・データ・ビジョン(392) 12月16日、マザーズに新規上場。医療情報クラウドで国民生活向上を目指す

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メディカル・データ・ビジョン(3902)が16日、マザーズに新規上場する。

カルテなど医療データを有効活用することで医療の質を高めつつ、国民が健康関連サービスを自らの意思で選択できる社会の実現を目指す。現在は病院や製薬会社向けソフトウエア開発・販売とアフターメンテナンスを手掛けることで、業界内での信頼構築とデータ収集に注力している。

主力商品は病院向けソフトの「EVE」。2003年4月より始まった医療費の定額支払い制度(DPC制度)に対応した業務可視化ソフトを開発したところ、これが大ヒット。DPC制度導入病院1,585院の40%超に当たる697院で採用されている。他院での診療内容との比較を可能にした「EVE―ASP」などオプション機能も好評。結果、現在は814万患者分と日本最大級の診療データベースを保有するなど、医療機関とのネットワーク構築は順調に進んでいる。

これら診療データベースを活用して、近年は製薬メーカー向けサービスにも着手。特定の薬効に対する患者数や処方状況を日別で分析する「MDV analyzer」の周知を進めている。これまで製薬会社は自社製品を卸会社に託すのみで、医療現場での使用状況をまったく入手できずにいた。そこで同社は、保有する診療データから関連情報を抽出。診療科別の処方実態に加えて患者の年齢や性別などのプロファイル、他社の売れ筋商品まで把握可能とした。製薬会社はMRの最適な配置など、効果的な営業戦略の組み立てが可能に。現在は10社が利用中で、来期は17社に拡大する見込み。

概 要
事業内容 医療情報統合システムの開発・製作・販売・保守業務、各種医療データの運用・提供サービス業務、および各種医療データの分析、調査、コンサルティング業務など
本社 千代田区神田美土代町7番地
代表者 岩崎博之
設立 2003年8月
上場前資本金 3億8,080万円
発行済株式数(上場時) 93万4,950株
筆頭株主 富士フイルム(上場前 33.74%)
公募株式数 170,000株
売出株式数 70,600株(オーバーアロットメント 36,000株)
初値 12,220円(2.4倍)
公開価格 5,180円(12/8)
ブックビル仮条件 4,980~5,180円(11/28)
ブックビル期間 12月1日~12月5日
引受証券 SMBC日興(主幹事)、みずほ、大和、SBI、エース、岩井コスモ、いちよし
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/12 1,167百万円 62百万円 101.46円 -円
2013/12 1,530百万円 210百万円 226.45円 -円
2014/12(予想) 1,959百万円 222百万円 173.05円 -円

 

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