スノーピーク(7816) 12月11日、マザーズに新規上場。価値創造型アウトドアメーカー

IPO 会社紹介 個別


スノーピーク(7816)が12月11日、マザーズに新規上場する。

キャンプ用品・登山用品を主としたアウトドア製品の開発・製造・販売を手掛ける。同業は国内外に多数存在するが、同社の1坪当たり年間売上高は220万円と、業界平均100万円の倍以上。成熟しきったように見える業界だが、「他社のまねをせず、ブルーオーシャンを開拓して戦う」(山井社長)ことで、直近3年は20%超の増収を続けている。

例えば「テント」。わずか10分で設営可能なドーム型テントに、タープと呼ばれる日除け幕をプラス。テントを寝室、タープの下には一瞬で組み立て可能なテーブルと椅子を置いてリビングとする「SLS(スノーピークレイアウトシステム)」を1988年に提唱。快適空間の実現で、それまでの“節約レジャー”といったキャンプのイメージを一新した。

製品力に加えてユーザーとの「つながり」を重視した販売体制も大きな特徴だ。アウトドア業界の店舗では倉庫型店舗に商品を並べるセルフ販売が主流となる中、同社は接客販売にこだわる。国内では直営店6店舗と、ディーラー店舗内に自社スタッフを配置した「インストア」を46店舗、同社が接客教育したディーラー店舗スタッフが常駐する「ショップインショップ」38店舗を展開している。

しかしながら日本におけるキャンプ人口は740万人で総人口の6%程度にとどまる。残り94%にアプローチするため、今秋よりアパレルブランドを本格始動した。アウトドアならではの機能性に高いデザイン性を加えた新ジャンルが話題を呼び、さっそく米国の2大セレクトショップでの取り扱いが決定。本業のアパレル業界を含めた日本のブランドでは初の快挙という。

そのほかの新規事業も続々。住宅メーカーと組んで屋上など居住空間の一部に同社製品を配置して“野遊び”を楽しむ「アーバンアウトドア」事業を開始したり、国立公園内に有名建築家がデザインした移動式高級レストラン&宿泊施設を設置する「フィールドスイート事業」を関係省庁と検討中。

概 要
事業内容 アウトドアライフスタイル用品の開発・製造・販売
本社 新潟県三条市中野原456番地
代表者 山井太
設立 1964年1月
上場前資本金 9,952万円
発行済株式数(上場時) 176万株
筆頭株主 山井太(上場前 28.29%)
公募株式数 280,000株
売出株式数 44,000株(オーバーアロットメント 48,600株)
初値 5,390円(2.3倍)
公開価格 2,300円(12/3)
ブックビル仮条件 2,150~2,300円(11/25)
ブックビル期間 11月26日~12月2日
引受証券 SMBC日興(主幹事)、野村、大和、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、いちよし、新潟、岡三にいがた
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/12 3,692百万円 218百万円 103.64円 10円
2013/12 4,486百万円 288百万円 138.44円 10円
2014/12(予想) 5,405百万円 200百万円 50.79円 10円

 

戻る