IPO社長会見 SHIFT(3697) 今後の成長に自信

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丹下大社長

丹下大社長

SHIFT(3697)が11月13日、マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格の4.6倍に当たる6,000円で初値を形成。上場当日の記者会見で丹下大社長=写真=は次のように語った。

事業内容…当社はソフトウエアの品質保証を手掛ける。製造業で培われた生産管理や品質保証のナレッジを持ち込み、開発工程の上流から下流まで対応。対象は、金融・公共など大規模システム、基幹システム、ERP、業務パッケージソフト、EC(電子商取引)サイト、スマートフォンアプリなどで、日銀システムの品質保証にも携わっている。

強み・特徴…ソフトウエア品質保証のデファクトスタンダードを開発したのが特徴。これまでは「C言語を知らないとソフトウエアのテストはできない」と言われていたが、プログラムの技術や知識がなくとも、数学の「順列・組み合せ」能力の高い人ならできる、素頭のいい人ならできる仕組みを構築したことが強みだ。100万人しかいないプログラマーでなく、4,900万人の労働人口を対象に採用できるのでまだまだ拡大できる。ソフトウエア開発企業からすると、当社にアウトソーシングすることで、貴重な社内エンジニアをテストに回さなくて済み、かつ、自社で行うよりも低コストでテストできることから、われわれは重宝がられている。

成長戦略…サービス開始以来、年60%増収を継続してきた。今後の成長にも自信を持っている。まずはエンタープライズ系ソフトウエアテスト市場を開拓し、ここで培ったノウハウをソリューションとして提供。不具合情報などの情報提供や人材教育といった高収益の新規事業を伸ばしていく。また、M&A(企業合併・買収)の活用も視野に入れている。インド企業や日本のシステム開発中堅企業などを想定。いい出会いがあればと思っている。

<記者の目>
「ソフトウエアの不具合検出」という観点では、4社目の上場となる。他社はテスト人員数で業績の天井が決まるが、同社は独自の方法で業態特有の限界点を突破。成長余地が非常に大きい。

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