SHIFT(3697) 11月13日、マザーズに新規上場。ソフトウエアの不具合を発見するプロ集団

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SHIFT(3697)が11月13日、マザーズに新規上場する。

同社はソフトウエアの不具合を見つける技術者集団。ソフトウエア開発企業などからソフトウエアテストを受注している。

ソフトウエア業界は開発者がテストまで実施することが多いが、開発者自身がテストを実行すると、第三者性がないため仕様の抜けや漏れが発生しやすく、コストも高くつく。

同社の調査結果によると、テストの実行単価は、開発者が行うと「約60万円」掛かるのに対し、同社に委託すると「約35万円」。また、1つの不具合を見つけるためのコストは開発者の「1,935円」に対し、同社は「941円」で済む。蓄積してきた知見をもとに、不具合が発生しやすいポイントを狙い撃ちする方法論を構築しており、不具合の検出効率を高めていることがその背景。

後発企業ながら実績が評価され、受注は増加傾向。これまでの累計で検出済み製品数946製品、不具合検出数は15万7,144件に及ぶ(10月15日現在)。メーンターゲットは最も市場が大きい「企業の基幹システム」。足元ではスマートフォンやタブレットのゲームアプリの検証需要も増えている。

「すべてのソフトウエアにMade in Japanの品質を」を合言葉に事業展開している同社は、「ヒンシツプラットフォームサービス」と名付けた次世代サービスの育成にも取り組んでいる。テスト作業を通じて蓄積した知見やデータを、これまでは社内で活用してきたが、それを他社に提供するもので、いわゆる“ナレッジビジネス”。

国内ソフトウエアテスト市場4兆円のうち、アウトソースされているのはわずか1%にすぎず、テスト事業の成長余地は非常に大きいが、テスト事業は人海戦術の世界。そこで人海戦術ではないナレッジビジネスも育てることで成長加速を目指す。

人材採用にあたっては、合格率6%未満の独自の適正試験「CAT」合格者からさらに面接などを行って厳選採用。上場に伴う公募増資で調達した資金はエンジニアの採用費用、ソフトウエアテスト用端末の取得費、次世代サービスとして育成している「ヒンシツプラットフォームサービス」に関連した新サービスの研究開発、事業推進費に充てる予定。

概 要
事業内容 ソフトウェアテスト事業
本社 東京都港区麻布台 2-4-5 メソニック39MTビル
代表者 丹下大
設立 2005年9月
上場前資本金 4億5,357万5,000円
発行済株式数(上場時) 263万8,600株
筆頭株主 丹下大(上場前 55.99%)
公募株式数 100,000株
売出株式数 420,000株(オーバーアロットメント 78,000株)
初値 6,000円(4.6倍、14日)
公開価格 1,300円(11/4)
ブックビル仮条件 1,210~1,300円(10/23)
ブックビル期間 10月27日~10月31日
引受証券 野村(主幹事)、SBI、大和、マネックス、SMBCフレンド
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/8 1,311百万円 △78百万円 -円 -円
2014/8 2,150百万円 124百万円 59円 -円
2015/8(予想) 2,969百万円 265百万円 62円 -円

 

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