IPO社長会見 ホットランド(3196) “和のファストフード”で世界展開目指す

IPO 個別 社長会見


佐瀬守男代表取締役社長

佐瀬守男代表取締役社長

たこ焼きチェーン「築地銀だこ」などを展開するホットランド(3196)が9月30日にマザーズに新規上場した。初値は公開価格(2,110円)を1.7%下回る2,074円でスタートしたが、その後は盛り返し、公開価格を上回って推移している。公開初日に会見した佐瀬守男代表取締役社長=写真=は次のように語った。

積極出店を継続…世界的な“和のファストフード”チェーンを築き上げることが大きな目標だ。足元での基本戦略としては、(1)強い単品に絞り込む、(2)実演販売による売り方にこだわる、(3)小さなスペースでの低コスト販売――という「銀だこスタイル」を貫いている。現在の店舗数は関東を中心に「築地銀だこ」が406店、薄皮たい焼き「銀のあん」が39店など合計534店を展開しているが、年間20%ずつ増やして10年で国内3,000店舗を目指す。

海外市場も開拓…海外市場の開拓にも力を入れる。FC中心に展開する意向だ。現状、海外の売上比率は5%程度だが、10年で全体の50%を占めるまでに成長させていきたい。そこでの大きな戦力となるのが“自動たこ焼き機”の開発だ。既に海外からのオファーが舞い込んでいる。目下はアジアが中心だが、この先はアメリカにも進出していきたい。

足元業績は好調…今年6月までの「銀だこ」の既存店売上高は107.8%と好調。商品値上げをしなかったこともあって、4月の消費増税の影響は受けなかった。今12月期の売上高予想は270億円(前期比31%増)、営業利益18億3,300万円(同2.9倍)、純利益9億1,000万円(同6.8倍)の見込み。今年1月にグループ化した「コールド・ストーン・クリーマリー」などスイーツ&カフェ事業が寄与する。利益が急増するが、これは前期までに損失処理が一巡したためだ。当社は外食事業のグローバル化を目指し、国内展開においても海外ブランドを積極的に導入していくことで事業の拡大を図っていく。その第一弾が米国発アイスクリームチェーン「COLD STONE」、さらに、プレミアムコーヒーチェーンなどを予定している。

株主還元策…無配を継続するものの、8月の取締役会で株主優待制度の新設を決議した。12月末、6月末現在の株主が対象でグループのどの店舗でも利用可能。1単元以上で半年ごとに1,000円(年2,000円)分の優待券を贈呈する。

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