2013年IPOマーケットいよいよ開幕  第1号メドレックス(4586)、2月13日上場  機関投資家も熱視線

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本年IPO(新規上場)マーケットが13日に開幕する。アベノミクス効果で市場のリスク許容度が向上していることもあり、IPO銘柄への注目度が高まっているようだ。

中で、上場第1号のメドレックス(4586・東マ)は前評判上々。個人だけでなく、機関投資家も熱視線を注いでいるとの見方も聞かれる。

同社は、独自の経皮吸収型製剤技術をもとに新たな医薬品を生み出す創薬企業。①「貼り薬」という日本古来の医療を進化させ、貼り薬で治療できる症状拡大につながる独自技術を持つ②収益シナリオが明確で、来2014年12月期での黒字化が読まれる――といった点が評価されている。

最も開発が進んでいるのは、「軽度の関節痛患者向けの貼り薬」で、米国での上市を目指している。なぜ、米国か。

かつて同国は貼り薬を東洋の民間医療として門前払いし、そうした痛みには飲み薬で対処していたが、04年前後に飲み薬で副作用問題が発生。そこで米国は門戸を広げ、07年から帝國製薬(香川県)が貼り薬の供給を開始した。現在、米国において軽度の関節痛患者向け貼り薬市場は、1000億円程度に育っている。

貼り薬といっても、帝國製薬のはフェルトの布に薬剤を厚めに塗った「パップ剤」、メドレックスはフィルムなどに薬剤と粘着剤を薄く塗った「テープ剤」を開発している。テープ剤は関節にぴったり貼り付き、運動してもはがれず、交換頻度も1日1回で済むといった利点があることから、テープ剤上市により、軽度関節痛向け貼り薬の米国市場は、少なく見積もっても2000億円程度に拡大するとみられている。

カネカ(4118) 週足2年

カネカ(4118) 週足2年

このほか、同社はがんの痛みを和らげる貼り薬も開発しており、早期の臨床試験入りを目指している。

同社と合弁会社を設立し、経皮吸収型医薬品の研究開発と製造で協力関係にあるのがカネカ(4118)。同社は近年、バイオ医薬関連事業にも力を入れている。

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