アナリストの五感+1 JACリクルート

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円安が株式市場に買わせているのは輸出関連。大きく売られていたことへの反動もある。待ちに待ったと思っている人も居るだろうが、変化の速さから考えれば、次の転換点を意識する必要も出てくる。

裏面で発生しているのは円安に伴う輸入物価の高騰やエネルギーコスト上昇だ。どんな水準のものであれ急な変化は、対応が浸透するまでの混乱を避けることができない。

JACリクルート(2124) 日足

JACリクルート(2124) 日足

こんな局面で考えられるのは輸出産業と内需産業の比較だろう。実際の動きを見ても、このグルーピングによる選択がなおも有効なことが分かる。だが、産業の構造は、この分類でカバーし切れないものが増えている。業績が拡大している産業は国境を意識しなくなってきているからだ。この観点からすれば、グローバルニッチの高成長企業という枠組みでの分類が必要になってくる。

人材紹介業であるJACリクルートメント(2124・JQ)の強みは国境を越えるビジネスに向いた人材紹介にあるといえる。

上半期の営業利益は3割増益だった。成長をけん引しているのは市場の膨張だ。国内外資系企業と日系企業の海外進出に伴う要員確保ビジネスがこの上期で55%になってきた。一年で4ポイント上昇した。この間に、コンサルタントの数が3割増えたわけではない。一言で言えば、生産性も上がっている。

市場環境から見れば深耕余地は大きい。つまり成長は続けられる。株価はレンジ内での上下で転換点待ちだ。

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