AMBITION(3300) 9月19日、マザーズに新規上場。営業店舗を持つ不動産管理会社

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AMBITION(アンビション、3300)が9月19日、マザーズに新規上場する。

プロパティマネジメント(収益不動産の運営)から住居用不動産の賃貸、仲介までの一貫したサービスを提供する。

主な事業は3つ。売り上げの大半を占めるプロパティマネジメント事業では、不動産所有者から家賃保証付きで借り上げた物件を一般消費者に賃貸するサブリースを手掛ける。

競合が多数存在する中での同社の強みは、賃貸仲介事業が手掛ける営業店舗「ルームピア」だ。「ルームピア」は新宿、渋谷、池袋など東京都内の主要ターミナル駅を中心に14店舗を展開。賃貸物件を探す一般消費者に対しプロパティマネジメント事業が管理する8,000超の物件に加えて、他社物件も紹介する。同事業が扱うデザイナーズマンションなどのハイグレード物件、あるいは、礼金・敷金不要といった柔軟な料金プランを提供することで、空室リスクを低減。同時に、借り手のニーズを把握することで、同事業での物件仕入れの際に最適価格を提示することも可能にしている。

そしてインベスト事業では、築年数が古いなどの理由で適正価値を下回る住居用物件を買取り、内装工事などリニューアルを施した後に適正価格で一般消費者向けに販売している。

今後も引き続きプロパティマネジメント事業を軸とした成長を継続する。とりわけ注視しているのが、賃貸管理市場の中で最大といわれる、個人オーナーや投資用不動産販売会社の所有分。マンション内に1部屋だけ所有するといったケースのことで、これら物件の管理は家族経営で成り立つ地場不動産会社が手掛けるケースがほとんどという。旧態依然とした業界に近代的な経営を持ち込むことで一気の業績拡大を狙う。

例えば賃貸仲介事業で提供する、敷金・礼金など入居時に必要な費用だけでなく更新料も無料にした「オールゼロプラン」。同様のサービスを掲げる競合はあるが、東京23区内の築浅物件については適応されないケースが多いという。独自サービスと物件のクオリティーの高さが借り手から好感され、結果、自社物件の平均空室率は1カ月を下回る。これは賃貸収益を得る不動産所有者にとって大変魅力的であり、今後の成長戦略について同社は「上場に伴う知名度向上に伴い、管理物件数の拡大を目指す」(清水剛社長)とする。

賃貸管理市場は現在12.6兆円で、首都圏に限れば5.7兆円といわれる。中で、同社がメーンターゲットとする25歳から30歳代のDINKS(子供を持たない共働き夫婦)・単身者は1.9兆円ほど。少子高齢化などで市場縮小が懸念されるが、「晩婚化や核家族化で首都圏の人口は流入超過が続いている」(清水社長)という。今後は政府が中古住宅市場の活性化を後押ししていることもあり、税制改正など随時“追い風”が吹くことも期待される。

概 要
事業内容 賃貸住居用の転貸借用物件管理および賃貸物件の仲介・あっせんなど
本社 渋谷区桜丘町 12-10
代表者 清水剛
設立 2007年9月
上場前資本金 4,000万円
発行済株式数(上場時) 120万株
筆頭株主 清水剛(上場前79.9%)
公募株式数 296,000株
売出株式数 300,000株(オーバーアロットメント 20,000株)
初値 1,555円(+62.0%)
公開価格 960円
ブックビル仮条件 860~960円
ブックビル期間 9月1日~9月5日
引受証券 SBI(主幹事)、SMBCフレンド、岩井コスモ、東洋、エイチ・エス、エース、極東、水戸
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/6 3,932百万円 50百万円 48.06円 -円
2014/6 5,288百万円 184百万円 94.01円 19.00円
2015/6(予想) 6,436百万円 241百万円 93.21円 20.00円

 

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