バングラデシュ関連をチェック ファーストリテ、ロート製薬など、ユーグレナもミドリムシ食品を展開

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BRICSに続き成長が期待できる新興国グループ「ネクスト11」の一角に名を連ねるバングラデシュ(首都ダッカ)。インドから東パキスタンとして分離独立、1971年にパキスタンから独立した。ベンガル語でバングラは「ベンガル(人)」を、デシュは「国」を意味する。年平均人口増加率1.37%で、人口は1億5,250万人(2013年3月、バングラデシュ統計局)。アジア最貧国からアパレル生産世界第2位に躍進し、アパレル輸出や堅調な内需などを背景に年率6%程度の成長を続けるも、電力需給率は40%台にとどまり、水道普及も立ち遅れるなど、インフラ整備が喫緊の課題となっている。

ファーストリテ(9983) 週足

ファーストリテ(9983) 週足

「政府はバングラデシュの産業地帯建設の支援に乗り出し、日系企業向け経済特区を整備するほか、電力や鉄道などインフラ整備で総合的に協力する」と28日付日本経済新聞が報じた。2015年度から毎年1,000億円を超えるODA(政府開発援助)を供与し、4-5年で計6,000億円規模となる見通し。同国が経済発展を進めていく上で日本とのさらなる関係強化が期待され、インドとミャンマーに挟まれた成長有望地域ということもあって、「グラミンユニクロ」を設立したファーストリテイリング(9983)をはじめ、現地に進出する日本企業のビジネスチャンスが高まっていきそうだ。

これまでも日本はODAで同国の発電所を建造した実績を持ち、同国の総発電量の2割が日本のODAによるとされる。同国最大の火力発電所・ハリプール火力発電所では、三菱重工(7011)のガスタービン、三菱電機(6503)の発電機、富士電機(6504)の蒸気タービンなどが活躍。

日本上下(2325) 週足

日本上下(2325) 週足

50年以上にわたり駐在員を送り続け、繊維分野をはじめとするさまざまなプロジェクトを手掛ける伊藤忠(8001)や、島精機(6222)およびペガサスミシン製造(6262)の繊維機械も同国で存在感を高めている。

このほか、関連株に挙げられるのは、昨年、同国第2の都市・チッタゴンにおける上下水道設備に関する大型受注を獲得した日本上下水道(2325)。医療産業の海外展開を支援する経産省肝入り組織のMEJ(メディカルエクセレンス・ジャパン)に加盟したシップヘルスケア(3360)は、MEJを通じて経産省から調査事業を受託。同国で医療施設の建設や日本の医療技術を導入するための視察およびヒアリングなどを行った実績を持つ。ヘルスケア関連ではロート製薬(4527)が先んじて進出している。

ミドリムシとクロレラでハラール認証を取得済みのユーグレナ(2931・東マ)も、国民の9割がイスラム教徒である同国でもミドリムシ食品を展開。

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