ジャパンインベストメントアドバイザー(7172) 9月11日、マザーズに新規上場。オペレーティング・リースなど金融ソリューション提供

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ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)が9月11日、マザーズに新規上場する。

オペレーティング・リースを中心に、M&A(企業合併・買収)アドバイザリーやプライベートエクイティ投資、不動産投資など金融ソリューションの組成、販売、管理などを手掛ける。

主力は航空機とコンテナのオペレーティング・リース。オペレーティング・リースとは、将来の中古市場が見込まれる物件に対して中古価値(残価)をアレンジャーが設定することで、新品買取金額をベースとするファイナンス・リースよりも安価なリース料を顧客に提案できるしくみ。加えてリース資産をSPC(特別目的会社)を使って購入するため、税務上は賃貸借取引とされる点もファイナンス・リースとは異なる大きな特長だ。リース物件が定率法で償却されるためリース期間の初期は損失が発生、投資家は出資から生じる損失により利益を繰延べて節税対策に利用できる。

7月には三井住友系リース会社が仏エアバス115機の購入を発表するなど、オペレーティング・リース市場は航空機を中心に拡大中。矢野経済研究所によれば16年には2,580億円(投資家の出資金額ベース)と、12年実績1,943億円から3割増が見込まれている。

オペレーティング・リースを手掛けるのは、国内では現在、大手金融機関の子会社がほとんど。中で独立を保つ同社は、例えばドル建て商品が一般的なリース業界にあって円建て商品を提供するなど、顧客のニーズにオーダーメイドで応えることをモットーとする。白岩社長を含む経営陣のほとんどが三和銀行出身で知見、人脈ともに豊富。白岩社長いわく「バブル崩壊以降、日米の金融格差が広がっているが、これは、経営者の能力だけでなく、資金調達・運用など『金融力』の差も大きく影響していると感じた。我々は金融のプロとして現状を傍観するのではなく、日本経済の活性化に真に役立つ金融ソリューションの提供に努めて社会貢献すべき」との思いが、創業を決意させたという。

創業時より4段階の成長戦略を掲げており、航空機リース、コンテナリースに続き、今年5月には第3の柱として育成予定の太陽光発電事業をスタートさせた。そして今後は最終段階の「地銀との連携強化」に注力するもよう。例えば、毎年20万件の廃業が起こるなど中小企業を中心に事業承継への対策ニーズが高まっており、同社はこれにファンドを活用しながら取り組む構え。

概 要
事業内容 オペレーション・リースをはじめとした金融ソリューション事業
本社 千代田区霞が関 3-2-1
代表者 白岩直人
設立 2006年9月
上場前資本金 1億7,000万円
発行済株式数(上場時) 217万株
筆頭株主 白岩直人(上場前62.44%)
公募株式数 120,000株
売出株式数 262,500株(オーバーアロットメント 57,300株)
初値 5,770円(12日、2.3倍)
公開価格 2,550円
ブックビル仮条件 2,350~2,550円
ブックビル期間 8月26日~9月1日
引受証券 SBI(主幹事)、大和、岡三、ひろぎんウツミ屋、ちばぎん、むさし
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/12 303百万円 54百万円 -円 -円
2013/12 520百万円 266百万円 119.53円 -円
2014/12(予想) 1,027百万円 474百万円 136.52円 -円

 

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