「マザーズ10年ルール」適用結果 「卒業」8銘柄、「残留」6銘柄 次はインターアクション

個別 概況


マザーズ上場後10年を経過した企業に、2部市場に移るか、それともマザーズ市場に残留するか、選択させる「マザーズ10年ルール」。東証は7月25日、このルールに基づき7月に市場選択時期を迎えた15銘柄の選択結果を発表した。

2部へ鞍替えするのは、システム・テクノロジー・アイ(2345)日本ケアサプライ(2393)DNAチップ(2397)日本風力開発(2766)図研エルミック(4770)リアルビジョン(6786)ぷらっとホーム(6836)フォーバルテレコム(9445)の8銘柄。これらは8月1日から2部市場に移行する。

■市場選択タイミング接近企業
市場選択月 銘 柄 コード
2014年9月 インターアク 7725
10月 エリア 8912
総医研 2385
11月 アルチザ 6778
ウインテスト 6721
アルデ 8925
12月 コネクトHD 3647
2015年1月 サイバー 4751
MDNT 2370
篠崎屋 2926
ファルコム 3723
ウェブクル 8767
2月 スリープロ 2375
京王ズ 3731
※本紙集計

一方、マザーズ残留を選択したのは、トランスG(2342)ASJ(2351)インテア(3734)Jストリーム(4308)オンコセラピー(4564)JAM(8922)の6銘柄で、これらは5年後に再度、市場選択を行う。

マザーズ残留組は、本則(1・2部)市場の上場廃止基準が適用されるほか、マザーズ特有の上場廃止基準(売り上げ基準)も適用される。また、時価総額40億円未満の企業がマザーズ残留を希望する場合、第三者の専門家が当該企業に高い成長可能性があることを示す書類を作成する必要がある。

「東証2部への移籍は、時価総額の大小を問わず書類1枚出せば済む」(市場関係者)中にあって、あえて手間のかかる道を選んだといえるのがASJで、今回残留を決めた6銘柄中、唯一、時価総額が40億円を割る。同社は「2部上場に行く方が見栄えがよく、手続きの手間もかからないが、われわれは成長企業であり、努力なくラクに本則市場に行くのではなく、5年後に1部を見据えられるように事業を展開をして力を付けていきたいという思いでマザーズに残ることにした」(仁井健友・取締役)。

このほか、市場選択時期が上場廃止猶予期間と重なったメッツ(4744)は、規則に基づき1年後の来年7月に市場を選択する。

週明け27日は、「2部移籍組」は総じて買いが先行し、システム・テクノロジー・アイがストップ高、フォーバルテレコムは高値更新。「マザーズ残留組」は高安まちまち。

今後も「マザーズ10年ルール」に基づき市場選択を迫られる企業は続々(表参照)。「該当銘柄がある場合、毎月月末の1週間前に公表する」(東証上場部)としており、9月下旬に結果判明予定のインターアクション(7725)、同じく10月のエリアクエスト(8912)総医研(2385)などの動向が注目されてきそうだ。

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