「自動運転」普及に現実味 取り組み姿勢は各社まちまち

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日産自動車(7201)は先ごろ、最新の自動運転技術の投入スケジュールを発表した。

内容を簡略に紹介すると、車線内の走行を自動化するシステムや、高速道路での走行を支援するシステムを含む最新の自動運転技術を今後4年間にわたって投入。2016年末までに、混雑した高速道路上で安全な自動運転を可能にする技術(トラフィック・ジャム・パイロット)を市場に投入。ほぼ同時期に、運転操作が不要な自動駐車システムを幅広いモデルに投入する予定としている。

最近よく耳にする「自動運転」だが、定義はさまざま。グーグルは17年ごろに自動運転の実用化を目指している。ハンドルのない自動運転試作車を今年5月に公開しているが、これは言うなれば「無人運転」。一方、トヨタ(7203)は10年代半ばに高度運転支援システムの実現を目指すが、こちらは特定機能の自動化にとどめ、あくまで運転支援を念頭に置いている。ただ、先述の日産自動車は最終的には20年の自動運転の市販化を目指しており、日本の自動車メーカーの取り組み姿勢はまちまちだ。

JVCケンウッド(6632) 週足

JVCケンウッド(6632) 週足

とはいえ、自動運転は、渋滞緩和、交通事故削減など安全・快適な社会の実現につながるだけに、技術進化が期待されている。

さて、関連銘柄だが、例えばJVCケンウッド(6632)は、出資しているベンチャー企業のZMP社が「自動運転開発ツールの試作機を開発」と7月2日に発表している。ZMPは「革新的自動運転システム」の取り組みで先行しており、今年5月には米インテルから出資を受けている(インテルが設立した基金を通じて)。JVCケンウッドはZMP社と連携してテレマティクス(自動車などの移動体に通信システムなどを組み合わせて情報サービスを提供すること)分野での事業開発を進める。

同じカーナビメーカーのクラリオン(6796)は車載カメラに強みを持ち、親会社の日立(6501)と共同で自動駐車システムを開発中。23日は材料株人気を集めて一段高となり、再び年初来高値を更新した。

このほか、カメラ関連でミツミ(6767)本多通信(6826・2部)イリソ電子(6908・JQ)、センサーで日本セラミック(6929)、地図のゼンリン(9474)などが注目されよう。

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