UBIC 連日の上場来高値 大手のツール導入や米国特許など材料浮上

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UBIC(2158・東マ)が連日の高値更新と好人気。

同社は16日引け後、アジアの大手スマートフォン(スマホ)製造メーカーが、人工知能を搭載したeメール監査ツールを本格導入すると発表した。eメールの常時監査を可能にし、社内の不正発生の予防や知的財産の漏えい防止に積極活用されるとのこと。

UBIC(2158) 週足

UBIC(2158) 週足

今回採用した企業が行った試験導入では、従来は2カ月間かけて行っていたメール監査をわずか4日間で完了できたほか、人による目視監査よりも高精度だったため、法務担当者から「人が特化すべき、より高度な監査業務にようやく注力できる」と評価されたとしている。

このシステムは企業のコンプライアンス対応支援という面からも優れ、同社は今後も国内外の企業監査を支援し、効率的で正確な監査環境をテクノロジーを用いて開発する考え。

また、同時にカストディアン・マッピングに関する電子証拠開示支援システムについて米国特許を取得したとも発表した。昨年11月の日本特許取得に続いて、2カ国目の特許成立となる。

1本目のリリースに関し、採用企業名や取引規模などは開示していないいが、アジアの大手スマホメーカーといえば、日本企業を除くと、台湾のHTC、韓国のサムスン電子やLG電子、中国の華為技術や小米科技あたりが有名どころ。

信用取引規制解除も底流

同社株は16日、信用取引規制の解除(委託保証金率引き上げの臨時措置解消、増担保金徴収措置解除)で急騰し、取引時間中に株価998円をマーク。株式分割修正後の上場来高値(2012年3月16日の994円)を更新した。17日は初の1,000円台乗せ(上場後3回実施した株式分割を考慮すると4万円相当)。

「信用取引規制の解除銘柄」や「規制銘柄」は、ベテラン投資家、玄人投資家が好んで売買してきた1つのタイプ。規制が入るほど株価が動く銘柄、と解釈されるためであり、中でも一番”軽い”「日々公表銘柄」は買い向かえと言われてきた。さらに「保証金規制(委託保証金率引き上げ)」まで来たらいったん手じまい、「保証金規制解除」や「日々公表銘柄解除」となれば再び買い――という手法はオールドファンの間で良く知られるところ。保証金規制銘柄にしても、三菱化工機(6331)エイティング(3785・東マ)フィックスターズ(3687・東マ)アドテックプラズマ(6668・東マ)などのように、保証金規制入りから3-4日、長いもので7日ほど調整した後、再び騰勢を強めるものも少なくない。

参考までに、最近、日々公表を解かれた銘柄は、マイクロニクス(6871・JQ)アズジェント(2488・JQ)日本テレホン(9425・JQ)リブセンス(6054)ユーグレナ(2931・東マ)など。

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