「中小企業金融円滑化法」期限切れで浮上

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イー・ギャランティ 高値更新基調
山田コンサル 企業再生コンサルなど順調

イー・ギャランティ(8771) 日足

イー・ギャランティ(8771) 日足

2009年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」が3月末で期限切れを迎える。東京商工リサーチが国内407金融機関を対象に行った調査によると、2012年9月末時点で、金融円滑化法に基づく中小企業からの返済猶予の申し込み件数は390万件(金額106兆円)、実行件数は363万件(金額99兆円)。

仮に1社が3行に平均2回、借入2本の条件変更などを申し込んだと仮定すると、32万社(中小企業の8.2%相当)が申請したことになる。

同法終了に伴い支援が必要になる企業は5万-6万社とも言われている。急激な変化による影響を和らげる激変緩和措置を含めた対策がとられる見通しだが、倒産件数の増加は避けられないとの見方が根強い。

同法の期限切れも見据え、信用リスク・与信管理、企業再生コンサル、債権回収などへの関心が今後ますます高まるとみられている。

こうした中、イー・ギャランティ(8771)が高値更新基調。同社は、企業活動で発生するあらゆる信用リスクを「保証」という契約で引き受け、企業間取引における信用リスクをヘッジするサービスを提供する一方、引き受けたリスクを収益機会を求める金融機関などに流動化を行っている。

保証残高を順調に積み増し、業績も順調。今3月期は経常利益10億円(前期比17%)と最高益連続更新見通し。1部昇格承認と昇格に伴う売り出しを発表した昨年11月26日に記録した高値を、前週クリアするなど相場鮮度も良好で上値追い軽快だ。

このほか、与信管理サービスのリスクモンスター(3768・JQ)、資産運用・経営助言が主力の山田コンサルティンググループ(4792・JQ)、債権回収も手掛けるレーサム(8890・JQ)、山田債権回収管理総合事務所(4351・JQ)などもウォッチ候補だろう。

中で山田コンサルが前週発表した第3四半期(4-12月)業績は、12%増収、28%経常増益と好調。主力の経営コンサルティング事業が企業再生案件を中心に順調に推移しているほか、資本・株式・株主に関するコンサルティング事業や投資ファンド事業も順調だ。時価はPER11倍で割高感はない。

 

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