イグニス(3689) 7月15日、マザーズに新規上場。スマホ向けアプリで高実績

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イグニス(3689)が7月15日、東証マザーズに新規上場する。

2010年5月に設立された同社は、同年12月の「妄想電話」を皮切りに多くのスマートフォン(スマホ)アプリを提供。「妄想電話」は、12年の第1回アンドロイド・アプリ大賞で「エンターテインメント部門」の大賞を受賞するなど、黎明(れいめい)期の業界にあって、ランキング上位アプリを手掛けてきた。

現在は、連結子会社5社と関連会社1社でグループを形成。「世界にインパクトを与えなければ、気がすまない」の経営理念のもと、スマホ向け無料ネイティブアプリの企画・開発・運営事業を軸に、さまざまなネイティブアプリサービスを展開している。なお、「ネイティブアプリ」とは、端末にダウンロードして利用するアプリケーションソフトのことで、常時ネットワーク環境を必要とするブラウザアプリと比べて、ユーザーストレスが少ないことが特徴とされている。

同社グループのアプリは、「サクサクfor iPhoneHD」に代表されるようなスマホの使い勝手向上など日常利用のツール系から、エンターテインメント系、ライトゲーム系などジャンルは多岐に及ぶ。今年4月末現在の累計ダウンロード数は5,000万回を超えてきた。 そして、月に1回以上利用のあったMAU(マンスリー・アクティブ・ユーザー数)は4月末現在で599万人。同社のビジネスモデルは、大半のアプリを無料で提供し、アプリ内に掲載する広告収入を収益源としているだけに、MAUの規模が収益に直結している。

同社では常時、ユーザーの声に耳を傾けることで新規アプリ開発のアイディアを得ており、現在、新規事業として力を注いでいる全巻無料型ハイブリッドアプリもこうした過程で生み出されたものだ。これまで、出版社との連携による「サラリーマン金太郎」などの人気漫画コンテンツ提供で多くのユーザーを獲得してきた。

日本国内のスマホ販売は12年度で3218万台(前年度比29%増)となり、タブレットも含め今後も端末市場拡大が有望。事業環境は良好と言えそうだ。

概 要
事業内容 スマートフォンおよびタブレット端末向けのネイティブアプリサービスの提供
本社 東京都渋谷区恵比寿 1-19-19
代表者 銭 ○(○は金ヘンに昆)
設立 2010年5月
上場前資本金 100万円
発行済株式数(上場時) 586万株
筆頭株主 銭 ○(○は金ヘンに昆)(上場前39.93%)
公募株式数 460,000株
売出株式数 733,000株(オーバーアロットメント 178,900株)
初値 8,400円(16日、4.4倍)
公開価格 1,900円
ブックビル仮条件 1,700~1,900円
ブックビル期間 6月27日~7月3日
引受証券 野村(主幹事)、みずほ、SBI、岩井コスモ、岡三、マネックス、いちよし
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/9 874百万円 307百万円 37.17円 -円
2014/3(10-3月) 787百万円 130百万円 13.56円 -円
2014/9(予想) 2,010百万円 490百万円 53.47円 -円

 

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