話題 日経平均入れ替え 楽天採用の是非がポイント

個別 概況


除外銘柄数は1か、2か

24日付本紙で「決定版 JPX日経インデックス400入れ替え予想」について解説したばかりだが、早くも“次のイベント”である日経平均入れ替え予想レポートが出回り始めた。話題性では、初のJPX日経400入れ替えに劣るものの、何せ採用されれば1銘柄当たり1,000万株(みなし額面50円換算)の買い(除外されれば売り)の生じる超メジャー指数だけに、当該銘柄への需給インパクトは極めて大きく、むろんチェックは怠れない。

楽天(4755) 日足

楽天(4755) 日足

近年は入れ替え銘柄数の減少が目立つものの、今年の定期入れ替えの場合、同時期に米アプライドマテリアルとの経営統合に伴う東京エレクトロン(8035)の採用除外が決まっているため、最低でも1銘柄の新規採用は確定される。

なお、東エレク上場廃止日の関係で、9月17日と(ほかに入れ替えがあれば)30日の2段階入れ替えになり、銘柄発表時期も通常の9月上旬から前倒しされる可能性が高そうだ(それでも、まだかなり先の話だが…)。

さて、23日付で予想レポートを発行したのは、過去の日経平均予想で最も的中率の高い(僅差で続くのが野村証券)大和証券。5月下旬に先陣を切って発表したSMBC日興証券予想と合わせて紹介してみたい。

NTT都市(8933) 日足

NTT都市(8933) 日足

大和の新規採用候補は、楽天(4755)NTT都市開発(8933)ヤマハ発動機(7272)の3銘柄。「予備候補」としては、DeNA(2432)日本取引所グループ(JPX、8697)も推している。対する除外候補としては、東エレクのほか、絶対除外基準に該当すると推定される平和不動産(8803)と、所属する素材セクターに過剰感のある古河機械金属(5715)の名を挙げた。

もう一方のSMBC日興証券では、東エレクの代替にヤマハ発動機を掲げ、ほかの除外候補として「当落線上」の平和不が除外された場合に、NTT都市開発を候補とする。また、セクターバランスの調整が行われた場合として、ドワンゴ(3715)、DeNAの可能性も指摘していた。

一流どころの手だれのクオンツにとって、着眼点はおおむね共通しているようで、銘柄の重複も目立つが、最大のポイントは、楽天の取捨。そして、入替銘柄数(東エレク以外の除外銘柄が出るか)だろう。指数入れ替えに伴って発生する売買注文を日々の出来高で割って算出した“売買インパクト”が大きいのは、ヤマハ発であり、平和不だが、話題性の点で、楽天は相場の大きな手掛かりとなりそう。この先、みずほ、野村など各社の予想レポート発行も相次ぐとみられ、それらの動向も注目したいところだ。

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