IPO社長会見 フリークアウト(6094) RTB広めたネット広告の革命児

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本田謙代表取締役CEO

本田謙代表取締役CEO

フリークアウト(6094)が6月24日、マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格2,000円の3.5倍となる7,000円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の本田謙代表取締役CEO=写真=は次のように語った。

高い技術力で新市場創設…当社はネット広告業界に新たなプロダクトを提供するテクノロジー・カンパニーだ。具体的には、広告主がネット上に広告を掲載する権利の取引方法を、従来の“先物取引”からRTB(リアル・タイム・ビッディング)との方法に変えることを提案している。RTBはユーザーがサイトを開いた瞬間を起点に取引が始まり、広告主はユーザー属性を確認してから広告掲載の可否を判断することが可能になった。その間わずか0.05秒。当社では月間2,000億回の取引を扱っており、これは日本最大級のポータルサイト「Yahoo!」の年間ページビューの4倍に相当する。

変革最中、広告業界の革命児…今6月期は減益を計画している。しかしながら、上場初日に値付かずとなるなど、当社の取り組み内容やポジショニングが広く理解されていることを実感した。ネット広告業界では今後、かつて金融業界に起きた「人間から機械へ」といった合理化が一段と進むことがイメージされており、一方では、オフラインと連携した新市場の創設も期待されている。当社では現在、人間の購買行動すべてを分析して、これに適時対応するサービスを1つのプラットフォーム上で提供できるしくみを考案中。この先も“ありきたり”ではないプロダクトを世に送り出したい。

<記者の目>
国内RTB市場は年平均39.1%と急成長中だが、発祥の地・米国は48.5%とさらに先をいく。同社はニューヨークに100%子会社を置き、最先端市場で鍛錬を続けており、引き続き日本とアジアでのパイオニア的役割が期待されている。

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