大手コンビニの出直り探る “消費の勝ち組”成長加速へ

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セブン、Fマートなど出店攻勢(今期1,200店)再開 再編思惑も引き続き底流

コンビニの市場規模が一段と拡大している。

7&IHD(3382) 週足

7&IHD(3382) 週足

2013年度のコンビニは、店舗数で5万店舗、販売額でも10兆円の大台を突破してきた。この販売額は、05年の7.4兆円から8年で1.35倍にまで増加したことになる。ちなみに、同じ期間におけるスーパーは12.5兆円から13.3兆円とわずか6%増、百貨店に至っては05年の8.8兆円から6.9兆円へと逆に22%もの減少で、コンビニの“勝ち組消費”ぶりが鮮明だ。

その背景の1つが、積極的な店舗拡大戦略だ。業界最大手の7&IHD(3382)傘下のセブン―イレブン・ジャパンの場合、今2月期末の店舗数は1万7,519店舗の計画でこの3年間で25%増えた。同様にファミリーマート(8028)は33%増、ローソン(2651)も17%増と意欲的だが、とりわけ、各社とも今2月期の店舗拡大に加速がついている。セブン―イレブンとファミリーマートがこの1年で約1,200店の出店を計画しているほか、ローソンも約600店を予定するなど、出店競争が激しさを増している。

Fマート(8028) 週足

Fマート(8028) 週足

一方、商品戦略も要注目だ。各社とも、セルフ式のコーヒーのヒットに加え、PB(自社ブランド)商品の拡充にも重点を入れ、手ごろな価格設定のほか、単身世帯用に小分けにした惣菜などが、そのおいしさとも相まって人気沸騰中だ。かつての若者中心から高齢者の需要をも取り込みつつ、文字通り、個人消費の中心的役割を担う存在として見直されていい。

主要3社のほか、市場シェアで40%を握るセブン―イレブンに弁当・惣菜などを供給するわらべや(2918)や銀行ATM(現金自動預払機)のセブン銀行(8410)なども注目したい。業界再編思惑も底流している。直近では比較的高級品を取り扱うスーパーで人気の「成城石井」の帰すうにも関心が高まっている。

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