急成長するネット動画広告市場 ドワンゴ、DACなど注目

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グーグルの「クロームキャスト」発売も刺激

近年、PCやタブレット端末、スマートフォンを通じたインターネットでの動画視聴が拡大。企業のマーケティング活動においても、ネット動画を活用した商品・サービスを紹介する取り組みも増えつつあり、動画を活用したインターネット広告出稿への関心が高まっている。

ドワンゴ(3715) 日足

ドワンゴ(3715) 日足

市場調査のシード・プランニングの調査によれば、インターネット動画広告市場は2012年の40億円に対し、13年は132億円に拡大。インターネット広告市場全体(6,576億円)に占める動画広告の割合は2-に過ぎないが、17年には640億円にまで拡大し、インターネット広告市場全体(推定9,306億円)に占める動画広告構成比は6.9-まで増加すると予測している。

「インストリーム広告」と呼ばれる、インターネット動画コンテンツの前後や中間に挿入される動画広告だけでなく、「イン・リード型」と呼ばれる、ニュースなどの記事中に動画広告を表示するサービスも始まっていることから、ネット動画広告市場はさらに拡大するとみられている。関連株をチェックしてみたい。

DAC(4281) 日足

DAC(4281) 日足

注目の筆頭は、動画サイト「ニコニコ動画」運営会社を傘下に置くドワンゴ(3715)。ニコニコ動画の媒体価値は向上一途で、4月から動画広告をスタートさせている。

動画サイト「ユーチューブ」の広告枠も扱っているDAC(4281・JQ)も注目される。同社は今年1月にイン・リード配信サービスも開始。ナショナルクライアントを中心に問い合わせが増え、導入する企業も増えてきているという。

このほか、サイバーエージ(4751・東マ)はオンライン動画広告の制作と販売強化に向けて、6月1日に専門組織を設立。動画企画をプロデュースしていく。動画制作で東北新社(2329・JQ)イマジカ・ロボットHD(6879)の中核企業などと協業して制作する。

6月IPO(新規上場)の目玉案件、フリークアウト(6094・東マ)は「ユーチューブ」に投稿された動画をそのままRTB(リアルタイム入札)広告として展開するサービスも手掛ける。

グーグルによる「クロームキャスト」発売(5月28日)も動画サイトの価値向上、動画広告市場拡大の起爆剤の1つになるとの見方も。

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