千利休のローソク足分析 キヤノン、指月電機製作所、新光電気工業

テクニカル 個別


キヤノン(7751) 月足

キヤノン(7751) 月足

キヤノン(7751) 月足

60カ月移動平均線が下げ止まり、ようやくもみ合い上放れの兆しが出てきた局面である。12カ月移動平均線や24カ月移動平均線は計算対象期間の過去の株価の動きから、6月相場はさらに上昇基調を強める公算が大きい。信用買い残の整理が進捗(しんちょく)しており、以前に比べ戻り売り圧力が弱まっている。RSI(12月)は終値ベースで50%水準を上回る可能性があり、上回れば6月に向けて株価の先行シグナルとなり得る。

2013年5月に付けた上ヒゲ高値4,115円を上回れば、出遅れ・見直し買い気運が高まる展開が予想され、10年4月高値4,520円はあっさりクリアしてくるだろう。次の上値の節目は、08年3月安値4,100円と同年6月高値5,820円との中値4,960円どころとなる。ゴールデンクロスを通じ12カ月移動平均線をサポートに中期上昇トレンドに進展していく可能性があり、09年3月安値2,115円から10年4月高値までの上昇幅2,405円に対するE計算値6,635円などが、07年高値7,450円手前で意識される当面の重要な上値の目安になるだろう。

指月電機製作所(6994) 月足

指月電機製作所(6994) 月足

指月電機製作所(6994) 月足

月足の上では三役好転の強気局面が続いている。一方、RSI(12月)はピークアウトから50%水準まで調整が続く見込み。現在、横ばいで推移している転換線や基準線に準じて、短期的にはもみ合いが続く可能性は高いだろう。ただ、転換線や基準線の上昇転換は時間の問題である。上昇に準じて株価が動意づけば、06年5月高値を起点とした上値抵抗線を突破する展開が予想される。信用買い残が低位で安定しており、需給面に不安は乏しい。

08年10月安値156円までの急落から一転して急騰劇を演じた動きに注目したい。このように鋭角的な深い谷底のようなパターンを形成すると、その後のもみ合い相場はそれ以前のもみ合い期間と対等することが多いが、結果的にかなり強い下値固めとなり、もちあい上放れの後の力強さが一層強化されてくる。キヤノンの12年に形成した安値なども同じ解釈ができよう。

08年10月安値から09年8月高値529円までの上昇幅373円を、11年3月安値239円からの上昇幅と見たN計算値612円が短期的な上値メド。09年8月高値から11年3月安値までの調整幅290円に対する倍返し(V計算値)819円、08年10月安値から09年8月高値までの上昇幅に対するE計算値902円などが中期上値メドとして考えられる。

新光電気工業(6967) 週足

新光電気工業(6967) 週足

新光電気工業(6967) 週足

09年9月高値を起点とする三段下げはダンバージェンスに続き、三役好転につながれば本格上昇局面に移行するものと考えられる。一方、連続陽線を形成しながらも抵抗帯(雲)のネジレのタイミングに差し掛かった。変化週を「転換」と見れば短期的な調整が予想されるが、基準線をサポートに微調整にとどまるだろう。遅行線も当時の雲に差し掛かり戻り売りが予想される。ただし、RSI(13週)は50%水準を上回る強気サインが点灯した。信用買い残は整理が進捗し、出来高の増加で吸収できるレベルまで減少。13年5月高値からの上値抵抗線をブレークしたことで、変化週通過で上げ加速の公算も大きい。

上値メドは、13年5月高値1,299円から14年4月安値657円までの調整幅642円に対するV計算値1,941円、12年11月安値446円から13年5月高値までの上げ幅853円を13年5月高値に加えたE計算値2,152円などが挙げられる。

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