ポバール興業(4247) 6月25日、名証2部に新規上場。工業用ベルトなどの樹脂加工メーカー

IPO 会社紹介 個別


工業用ベルト、ガラス研磨用部材などの樹脂加工品の製造・販売を手掛けるポバール興業(4247)が6月25日、名証2部に新規上場する。 同社は国産樹脂ベルトのパイオニア的存在。本社は名古屋市中村区で同地に本社工場があるほか、三重県いなべ市にも大安工場を持つ。営業所は名古屋、東京、大阪、静岡、福岡の5カ所。海外に子会社3社がある。株式上場による知名度・信用度の向上が狙いだ。

沿革は昭和32年(1957年)に工業用ベルトの製造・販売を目的に名古屋市西区に神田製作所として設立したのが最初。その後、昭和39年(1964年)に株式会社に改組し、商号をポバール興業に変更。平成13年(2001年)以降はタイ、韓国、中国と合弁会社(連結子会社)を相次いで設立、海外展開も進めている。

売り上げ構成は前期実績見込みで、ベルト関連が53.2%、研磨関連が33.1%、その他が13.7%などとなっている。ベルト関連では鉄鋼、食品業界をメーンに産業界で使用される搬送用ベルト(特殊コンベアベルト)を幅広く製造・販売しているほか、製造工程で必要な専用機能を持つ特殊ベルト(機能性ベルト)や2つの車にベルトをかけて動力を伝達するベルト(伝動ベルト)などがある。国内市場規模が約140億円で上位6社で安定推移をたどっている。国内シェアは約10%。一方の研磨関連では、超精密研磨を必要とするガラス研磨工程に使用する部材など。そのほかとしては、不織布や発泡ウレタンなどがある。

国内の市場は総じて小幅な伸びにとどまっているものの、同社は成長著しいアジアを中心とした海外市場におけるシェア獲得を目指している。昨年、中国工場が本格稼働したが、こうした連結子会社での販売品目を拡大させるために生産体制の増強を図っている。なお、タイの拠点は首都バンコクから遠く離れていて、現状は政変の影響はないとしている。

概 要
事業内容 工業用ベルト、ガラス研磨用部材などの樹脂加工品の製造・販売
本社 名古屋市中村区野田町字中深 30
代表者 神田隆生
設立 1964年11月
上場前資本金 5,000万円
発行済株式数(上場時) 102万9,900株
筆頭株主 神田隆生(45.85%)
公募株式数 250,000株
売出株式数 0株(オーバーアロットメント 37,500株)
初値 1,045円(6.6%高)
公開価格 980円
ブックビル仮条件 930~980円
ブックビル期間 6月9日~6月13日
引受証券 東海東京(主幹事)、東洋、安藤、マネックス
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/3 2,277百万円 274百万円 174円 150円
2014/3(見込) 2,318百万円 282百万円 208円 18円
2015/3(予想) 2,392百万円 281百万円 156円 30円

 

戻る