フリークアウト(6094) 6月24日、マザーズに新規上場。DSP専業、ネット広告の革命児

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フリークアウト(6094)が6月24日、マザーズに新規上場する。

インターネット上に表示される広告枠の有効活用を広告主に提案するDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)サービスの専業業者。これまでインターネット広告は、その枠をまずは代理店が購入して、代理店側が表示期間や価格などをパッケージした状態で広告主に売る「枠売り」が主体だった。一方のDSPはユーザーがウェブサイトを訪問する都度、広告枠をリアルタイムで取引することで流動性を創出。価格面での透明性が高まる上に、広告主は従来よりも“小回りの利いた”広告配信が可能になる。

DSPにおける広告枠の取引はRTB(リアル・タイム・ビッディング)という方法で行われる。ユーザーが広告枠のあるウェブサイトを訪問した瞬間、(1)まずは広告枠を管理するSSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)業者に広告表示のリクエストが入り、(2)SSP業者は閲覧履歴といったユーザー情報を、提携する複数のDSP業者に送信する。(3)こちらも複数の広告主を束ねるDSP業者はそれぞれでオークションを開催、各DSPで競り勝った広告主同士をさらにSSPがオークションにかけて、最終的な勝者の広告画像がサイト上に表示される、というしくみだ。

従来の「枠売り」と比べて取引単位が小さく柔軟性の高いDSPだが、広告主からは“数段上の”効率性が求められる。そして同社は「ビッグデータ」関連企業との側面も持ち合わせており、従来型ではリサーチが難しかった潜在層向けの配信を可能にした。

数秒間に数十万回の広告リクエストを処理する同社がこれまで蓄積した閲覧履歴や広告配信データなどを、広告主が保有する会員データなどと組み合わせることで、多種多様なターゲティングを展開。例えば、対象者と閲覧履歴が類似したユーザーを割り出すことで“知らない人に知ってもらう”など、消費者の行動プロセスに応じた広告配信を実現している。

設立は2010年10月。社長の本田謙氏は05年9月にコンテンツ連動型広告のしくみを自力で立ち上げてブレイナー社を設立するも、わずか2年後にはヤフージャパンに売却。その後はヤフーで開発部長として各種プロダクト開発に携わった経験を持つ。

概 要
事業内容 インターネット広告におけるリアルタイム広告枠取引を行うDSPおよびビッグデータを分析するDMPの提供
本社 東京都港区六本木 6-3-1
代表者 本田謙
設立 2010年10月
上場前資本金 4億5,037万円
発行済株式数(上場時) 548万8,460株
筆頭株主 本田謙(55.35%)
公募株式数 530,000株
売出株式数 165,000株(オーバーアロットメント 104,200株)
初値 7,000円(3.5倍)
公開価格 2,000円
ブックビル仮条件 1,910~2,000円
ブックビル期間 6月5日~6月11日
引受証券 野村(主幹事)、SMBC日興、大和、SBI、みずほ、岩井コスモ、いちよし、岡三、マネックス
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/9 944百万円 174百万円 14.85円 -円
2013/9 2,162百万円 251百万円 16.19円 -円
2014/9予想 3,140百万円 106百万円 0.31円 -円

 

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