千利休のローソク足分析 東レ、日本郵船、三菱UFJフィナンシャル・グループ

テクニカル 個別


東レ(3402) 週足

東レ(3402) 週足

東レ(3402) 週足

週足の一目均衡表では遅行線が株価を下回り、逆転の弱気サインが出現した。短期的には、2013年5月高値786円を起点に同年12月高値を通る右肩下がりの上値抵抗線と2本の下値支持線との間で三角もちあいなどを形成していく公算が大きい。抵抗帯(雲)のネジレが生じる8月ごろには動意づく展開が予想される。信用買い残の整理度合いなども、もみ合い放れの初動の強さを決めるポイントになりそうだ。RSI(13週)から見ると50%超えが株価の先行サインになり得るため、並行して見ておきたい。

当面の上値メドは13年5月高値786円。そこを上回ることができれば、13年5月高値から同年6月安値604円までの調整幅182円の倍返し(V計算値)となる968円どころが挙げられる。06年から07年までのもみ合い中値水準となる950-960円どころと重なり、重要な節目となろう。TOPIXの直近安値(5月21日)から出遅れ感のある繊維セクターの中では、存在感が強い。

日本郵船(9101) 週足

日本郵船(9101) 週足

日本郵船(9101) 週足

TOPIXの5月21日安値から出遅れ感のある海運セクターも見逃せない。日本郵船は1月高値339円から調整局面にあるが、12年3月高値272円付近のフシが安値で意識されており、次第に立ち上がってくる可能性が高い。4月安値からは短い陽線が連続して出現しており、需給面の改善がうかがえる。しばらくは横ばい基調が続く基準線を中心にもみ合いが予想される。信用買い残が次第に減少しており、もみ合いから上放れ時の戻り売りを和らげる可能性がある。

一方、RSI(13週)は中途半端な水準からやや戻り歩調にあり、50%超えなら問題なし。ただし、現段階ではボトム水準まで沈静化するシナリオも残されている。そのケースでは、株価が抵抗帯(雲)下限や12年3月高値付近を下回る動きにつながる公算が大きい。

上値メドは、1月高値から4月安値275円までの調整幅64円に対する倍返し(V計算値)403円などが考えられる。10年4月の戻り高値397円を上回ることにもつながり、長い調整トレンドの変化がそのタイミングで見いだせるかもしれない。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 月足

三菱UFJ(8306) 月足

三菱UFJ(8306) 月足

5月相場は基準線をサポートに5カ月ぶりの陽線を形成した。6月は上方で推移する横ばいの転換線(608円)を上回ってくる可能性が高い。ただし、短期的には13年5月高値を起点に1月高値を通る右肩下がりの上値抵抗線がネックになるだろう。

当面は基準線の動向がポイントになる。基準線は過去26カ月間の高値と安値の中値である。現在の基準線が横ばいから上昇に転じるためには、13年5月高値750円を上回るか、安値が切り上がるまで待たなければいけない。安値が切り上がる可能性が高いのは今年の8月や15年1月以降。それまではもみ合いの域を脱することができないかもしれない。

一方、15年前半は基準線の強い上昇を伴う公算が大きく、ようやく11年11月安値318円を起点とした上昇二段目が明確に確認できるのではないだろうか。

高値更新後の上値メドは、13年5月高値750円-3月安値519円までの調整幅231円を、13年5月高値に加えたV計算値980円どころとなる。08年3月安値と4月安値の中値付近が合致するのは偶然ではないのである。

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