ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング(7169) 6月16日、JASDAQに新規上場。「電話完結」型の保険代理店

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ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング(7169)が6月16日、JASDAQに新規上場する。

保険代理店事業と保険募集人派遣事業を手掛ける。前者事業では3月末現在で29社の保険会社と代理店契約を締結し、加えて、そこで蓄積したノウハウを基に後者の派遣事業を展開。大手金融機関や地方銀行、信用金庫、カード信販会社など38社に、専門知識を身につけた従業員を派遣している。売上高(前3月期)に占める2事業の割合はおおよそ6対4。

強みは大きく2点。保険募集は「第3分野」を中心に行うことと、商品説明など募集活動をすべて電話で完結させる点だ。

長寿命化を受けて、保険業界では生命保険など「第1分野」、損害保険など「第2分野」のいずれにも属さない傷害、疾病、介護など“生存保障”との意味合いが強い「第3分野」へのニーズが高まっている。人口減少に加えて、2040年には3人に1人が65歳以上ともいわれる高齢化の進展に伴って、この先「第3分野」が拡大の一途をたどることは想像に難くない。さらに足元では経団連ががん治療など高度医療の一部を保険適用から外すことなどを盛り込んだ医療保険制度改革に関する要望をまとめたとの報道も聞かれており、「第3分野」ニーズの加速が期待されている。

「電話完結型」も時流に乗ったビジネスといえる。金融庁は先ごろ顧客保護の観点から、高齢者に金融商品を販売した場合には営業担当者とは別の人間が再度、電話で意思確認を行うよう指導を行っている。こうして保険営業の“質”が問われる中、同社は創業より16年間蓄積したデータベースを基にした地道な架電営業に強みを持ち、新規顧客獲得に加えて既存契約の維持活動も行っている。例えば、通販会社へ人材派遣を行った場合、まずは健康食品の購入者など健康に関心の高い顧客を抽出してから保険を提案するといった独自戦略を展開。これが奏功して、保険契約継続率は1年後で85%ほど、3年後でも70%ほどと業界トップクラスを誇り、保険各社との契約料率も高水準。

ちなみに大株主は光通信(9435、上場前持分70%)。保険をコア事業として位置付けており、同社の山岸英樹代表取締役社長は「(光通信からは)今後も一定割合を維持していく方針と聞いている」とコメントしている。

概 要
事業内容 保険代理事業および派遣事業
本社 新宿区新宿 5-17-18
代表者 山岸英樹
設立 1999年12月
上場前資本金 22億3,766万円
発行済株式数(上場時) 636万9,000株
筆頭株主 光通信(70%)
公募株式数 0株
売出株式数 637,000株(オーバーアロットメント 95,500株)
初値 3,065円(7.7%安)
公開価格 3,320円
ブックビル仮条件 3,000~3,320円
ブックビル期間 5月28日~6月3日
引受証券 みずほ(主幹事)、SBI、大和
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/3 7,799百万円 1,539百万円 146.21円 -円
2014/3 10,413百万円 2,238百万円 210.78円 -円
2015/3予想 13,006百万円 2,701百万円 245.96円 -円

 

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