FIFAワールドカップ関連に着目

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メディアGL 4大会連続で伝送装置採用、 ハブ 6月既存店は20%以上の増収予測

2014FIFAワールドカップ(開催期間6月12日-7月13日)まで1カ月を切る中、メディアグローバルリンクス(6659・東マ)など関連株の一角が動意づいてきた。

メディアGL(6659) 日足

メディアGL(6659) 日足

メディアグローバルリンクスは、放送や通信系機器のファブレスメーカーで、画像・音声データを劣化させることなく高品質のまま長距離伝送する通信機器に強みを持つ。

アテネ五輪以降の夏季・冬季五輪で日本と開催地をつないできたほか、FIFAワールドカップでも2002年日韓大会から今年のブラジル大会まで4大会連続で採用。ブラジル大会では、全スタジアムと国際放送センターを結ぶ放送用ネットワークにおいて、映像伝送装置として「MD8000」が採用された。国際放送センターから日本を含めて複数国に映像を伝送する装置としても採用されているもよう。

同社は、国内のデジタル化関連投資一巡を受けて、近年は海外開拓を推進。オセアニア最大の通信事業者から豪州全土をカバーする次世代放送用基幹ネットワーク構築プロジェクトを受注するなど、その成果が花開きつつある。

前3月期は、前々期の大型案件計上の反動で減収減益だが、今期は売上高48億6,000万円(前期比12%増)、営業利益4億5,000万円(同49%増)と増収増益転換見通し。豪州と米国で新たな需要獲得が見込まれるほか、新製品「MD8400」の投入に伴う新市場開拓が増収増益予想の背景。

主力の「MD8000」は都市と都市を結ぶ比較的長距離の伝送で効果を発揮するが、新製品「MD8400」は都市内の拠点を結ぶ比較的短距離の伝送に向く。短距離伝送装置としては後発だが、いわゆるラストマイルのIP化を実現するもので、その意味で目立つ競合相手はいないもよう。放送局にとってIP化は伝送の効率化、コスト低減につながり、拡販に期待が持てる。

今年9月開催の仁川アジア大会の共同ホスト放送局を務めるKBS、MBC(韓国3大放送局のうち上位2社)も顧客に加わるなど、アジアでも顧客が増えてきている。

ワールドカップで毎回潤う銘柄といえば、英国風「PUB」を展開するハブ(3030・JQ)もそう。会社側はこの6月の既存店売り上げは、前年同月比20%以上伸びると踏んでいる。

今2月期がスタートした3月は既存店売り上げマイナス成長だが、これは前年3月がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、ワールドカップ・アジア最終予選効果で持ち上げられたためであり、会社計画に対しては上ブレ。4月の既存店売り上げは3.9%増と、消費増税という逆風下でも好調だ。

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