2005年の経緯」踏まえれば… 現局面の物色候補、大和証が選定

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海外情勢にらみで、相変わらず方向性のはっきりしない東京市場。決算発表も15日で、ほぼ一巡となる中、今後の物色対象をどの辺に絞り込むべきなのか。大和証券は14日付で「増益率低下時の物色動向」と題するストラテジーレポートを発行している。

13日決算発表分までで、金融を除いた東証1部の今3月期経常増益率(会社側予想)は3.2%。アナリストのコンセンサス予想である9.7%増益を大きく下回り、会社側の保守的姿勢が明らかになったわけだが、大和証券では、この状況が2005年度のパターンに類似していることに着目。当時の相場展開として、4-6月に低PER株や高配当利回り株など割安株が上昇し、その後、7-9月に入って高ROE(自己資本利益率)の大型優良割安株が相場をけん引した経緯などを紹介している。

そして、当時の展開を踏まえれば、「現局面では大型の優良好業績銘柄を割安に仕入れる時期である」として、TOPIX500採用銘柄を対象に、今年度予想ROEが10%以上、PER12倍未満の52銘柄をピックアップした。

少々銘柄数が多いが、このうち大和証券が投資判断1(5段階の最上位)としているものは、新日鉄住金(5401)ジェイテクト(6473)富士通(6702)いすゞ自動車(7202)JAL(9201)ネクソン(3659)三井物産(8031)三井住友FG(8316)オリックス(8591)東京建物(8804)の10銘柄だ。中でも、PBR(株価純資産倍率)1倍割れの新日鉄住金、三井物、三井住友は、とりわけ割安感が高く、ここからじっくり仕込むには格好の対象とみてよさそうだ。

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