ホテル関連に熱視線

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星野リゾート 野村が目標大幅引き上げ、共立メンテナンスなどもマーク

旅館を主要投資対象とするホテル特化型REIT(不動産投資信託)の星野リゾート・リート投資法人(3287)が14日反発。13週移動平均が下値支持線として機能し、上昇トレンドを保っている。

星野(3287) 週足

星野(3287) 週足

同社は5月2日に「星のや京都」などの旅館3物件と、ロードサイドの宿泊特化型ホテル「チサンイン」21物件を取得するなど勢力拡大一途。現状333億円のポートフォリオ規模を、今後1-2年で500億円へ拡大する方針だ。

豊富な物件取得パイプライン、良好な物件運営状況なども加味し、野村証券は13日付で投資判断「Buy」継続、目標を前回75万9,000円に対し、今回92万3,000円に大幅に引き上げてきた。

観光・宿泊業界を巡っては、足元は消費増税の影響で宿泊施設の稼働率は伸び悩んでいるが、訪日外国人観光客数の増加や国内旅行需要の回復などを背景に好環境が続く見通し。政府は成長戦略で外国人観光客のさらなる増加を掲げ、2020年には東京五輪も開催される。

鉄道事業に加え、ホテル・レジャー部門をけん引役に2期連続での営業最高益更新が見込まれる西武HD(9024)も上昇トレンドで、14日には再上場後、初の2,000円台に突っかけてきたほか、椿山荘や小涌園などを経営する藤田観光(9722)も3月20日安値を底に戻り歩調。ホテル事業が好調な共立メンテナンス(9616)も割安感があり、きっかけ次第で中段もみ合い放れに進もう。

ホテル・旅館周辺株の一角にも動きが出てきた。中で、ジーエフシー(7559・JQ)が高値更新基調。PBR 0.4倍台の割安ぶりも手掛かり。同社は旅館・ホテル・料亭などへの業務用加工食材1次卸で、業務用高級食材で首位。同社は単なる卸機能にとどまらず、食品メーカーなど700-800社と連携し食材開発も。和食文化を支える「クール・ジャパン」関連の一角といえ、アジアの現地卸企業と提携して日本の食材の輸出事業にも乗り出している。

CSS(2304・JQ)にも物色の輪が今後広がる可能性がある。同社はレストランや宴会会場のあるホテルなどから食器洗浄業務を請け負う業界大手で、宴会会場付ホテルやビジネスホテルから客室清掃も請け負うなど、領域を広げている。ホテルの稼働率上昇や宴会需要増加が業績にプラスに働く体質で、今第2四半期経常利益は前年同期比2.1倍と好調。時価はPER10倍割れ、PBR(株価純資産倍率)1倍割れの水準にある。

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